秋の星座



秋も深まってきました。星空を見るにも、いい季節です。今日は月齢18で、満月を過ぎました。今週は、日を追うごとに月の出が遅くなります。星空を見たい場合は、週の後半がいいです。
今は南の空に、みずがめ座・うお座・おひつじ座があります。黄道12星座のうちの3つです。それらの名前は、みなさん、よく知っていると思います。

下の図は、10月30日21時の星空です。 

10月30日 21時の星空


北極星の上にカシオペア座があって、そのあたりに秋の天の川があります。西の空のわし座からカシオペア座辺りの天の川は、明るくてよく見えます。
星座は、カシオペア座、ケフェウス座、アンドロメダ座などがあります。それらを含めた、秋の空見に見える6つの星座に共通なひとつの神話があります。普通は、ひとつの星座にひとつの神話ですが、6つもの星座に関わる共通な神話があるのは、秋の星座だけです。

   どんな神話なのでしょう?

ギリシャ神話に出てくる、古代エチオピア王家の物語です。

   エチオピアって、そんな昔からあったのですね。

ギリシャ時代の人は、アフリカ全体をエチオピアと呼んでいたようです。

   エチオピア王家の物語に出てくるのは、どの星座ですか?

まず、王様がケフェウス、ケフェウス座。カシオペア座の西側の隣にあります。お妃がカシオペアで、その一人娘がアンドロメダです。カシオペア座の上にアンドロメダ座があります。そして、勇者ペルセウスが、空を飛べる翼のある馬、ペガススに乗ってやってきます。

   アンドロメダ座のとなりがペガスス座で、反対側がペルセウス座ですね。
   これで5つです。 もうひとつは?

南の空にあるくじら座です。それらが、エチオピア王家の物語の登場人物です。北の空の5つはまとまっていますが、くじら座は離れたところにあります。

   星に詳しくない人が、これらを全部探していくのは、けっこう大変ですね。

まず、北の空にあるカシオペア座を見つけてください。カシオペア座が見つかれば、そこから周りを探すと順々に見つけられます。くじら座は南の空の離れたところにあるうえ、あまり明るくない星ばかりなのでたいへんかもしれません。

   エチオピア王家の物語ですが、かなり前に、おうかがいしましたね。

HPの以前の所に載っています。こちらをご覧ください。










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