南半球の星座



今週は新月の週で、星空を見るには最適な週です。ところが春は、晴れてもどんよりとした薄曇りのような空になることが多いです。冬の寒いときの澄んだ星空が恋しいですね。
今年の冬は毎日、よく晴れて、きれいな星空が見えるのが当たり前でした。毎日晴れるので、今夜は寒い中で、星を見なくてもいいか... と思って、外に出ないことも時々ありました。今から思うと、もったいないことでした。

栃木県できれいな星空を見られるのは、冬だけなんです。春は、晴れても透明度の悪いどんよりとした天気です。その後、梅雨があるし、夏は昼間は晴れますが、夜はほとんど晴れません。秋の前半は秋雨で晴れません。

春の日本は、星がきれいに見えませんが、日本以外で、この時期、きれいな星空が見られるところは、世界中にたくさんあります。

   どのあたりがいいでしょう?

1年中きれいな星空が見えるところがいっぱいあります。一番わかりやすいのは、砂漠です。

   なるほど、砂漠なら毎日晴れますね。  でも、砂漠には行きたくないです。

砂漠といっても、砂しかないところではなくて、オーストラリアの中央部、エアーズロックのあたりは、砂漠といってもいい乾燥地帯です。

   オーストラリアですか。 南半球はいいですね。

南半球に行けば、日本では見たことない星座や天の川を見られます。今年のゴールデンウイークは、新型コロナがその頃には収束して、オーストラリアやニュージーランドに行けるといいですね。

   その頃のオーストラリアの星空は、どうなのでしょう?

5月1日 22時 オーストラリア
アリススプリングス(エアーズロックの近くの街)の星空


実は、南半球の星空を見るには、GWが最適な時期です。GWの22時頃は、南の空の一番見やすい所に南十字があります。南十字座は、天の川の中にありますが、南半球の天の川がきれいに見えます。大マゼラン雲と小マゼラン雲も南の空に見えます。

   GWは、南半球にある、見たい天体がみんな見られるのですね。
   新型コロナが収束したら、南半球へ旅行ですね。

それがいいですけど、月の大きさをきちんと調べてくださいね。

   そうですね。満月のときに行ったら、何も見えませんね。

星を見たいのに、大きな月が出ているときに行っちゃう人って、けっこういるんです。国内旅行でも。

   「どこに行くか」は、よく考えますが、月の大きさまでは、気にしないかもしれません。

旧暦が書いてある暦を見れば、月齢がわかります。旧暦の1日が新月で15日が満月です。満月の前後1週間ずつぐらいは、避けた方がいいと思います。
星を見に行く人は、月齢を調べてから、日程を決めてくださいね。











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