GW後半の星空



今日は5月1日、ゴールデンウイーク真っ最中です。自宅を離れて、遠くにお出かけの方も多いでしょうね。密を避けて山奥でキャンプ中という方もいらっしゃるかもしれません。そういう皆さんには、星空を見上げていただきたいと思います。今日は新月で、月にじゃまされることなく、きれいな星空を見られます。

   連休で翌日も休みの人は、夕方でも、夜中でも、明け方でも、好きな時間に星を見られますよね。

それぞれの時間帯で、見える星座が違いますから、いろいろな時間に見てください。もう過ぎてしまいましたが、今朝、金星と木星が大接近していました。とても明るい金星と木星が、ほとんどくっついて輝いていました。明日の朝でも、今朝よりは少し離れますが、並んで輝く、金星と木星を見られます。

   夕方の時間帯には、何が見えますか?

今日は新月で月はありませんが、明日の夕方、細い月と水星が接近します。その近くにすばるもあります。

   明日の夕方ですか。 月と水星を見るのは、何時頃がいいですか?

夕方、西の空が暗くなるのと、月と水星が沈むのとの競争です。19時30分前後が一番良いです。双眼鏡で見るとすばるもいっしょに見えます。

   夕方の西の空は忙しそうですが、暗くなった後は、ゆっくり、春の星座を楽しめますね。

下の図は今夜21時の南の空です。

5月1日 21時


   かに座、しし座、おとめ座、てんびん座があります。

それらは、黄道12星座の中の4つです。西の空にはふたご座もありますから、誕生日の星座のうちの5つが見えています。
他にも、春の代表的な星座がみんな見えます。

   21時前後に、それらの星座が見えるのですね。

まず、誕生日の星座を5つ、見つけてください。それら以外で春の代表的な星座というと、おとめ座の上に「うしかい座」と「かんむり座」があります。

   うしかい座には、アークトゥルスという1等星がありますね。

春の空で、一番明るい星です。かんむり座は小さい星座ですが、同じくらいの明るさの星がかんむりの形に連なっているので、見つけやすいと思います。

   明け方の空も見てみましょう。

今は3時過ぎに明るくなるので、その1時間前の2時の空を見てみましょう。
下の図が5月2日の2時の星空です。


5月2日 2:00


星座の位置がかなり変わりました。南の空に、夏の天の川が現れました。

   夜中の2時には、夏の星座が見られるのですね。

南の空にさそり座、その西に、てんびん座が見えます。

   この時期の夜明け前が、さそり座や、夏の天の川を見るチャンスなのですね。

さそり座は、なかなか見られない星座です。今の明け方に見てください。それと、東の地平線近くに、みずがめ座が昇ってきています。5月6日に、みずがめ座流星群が極大になります。

   GW中に、流れ星も見られるのですね。

極大は6日です。数は少ないですが、今夜も流星が飛んでいます。2時から3時ぐらいに、天頂よりやや東寄りの空を見ていると、流星を見られるかもしれません。

   GW後半も、いろいろな天体が見られますね。











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