宇宙の果て  その1



.今回は、宇宙の果てについて、お話しします。

   宇宙の果てですか。 みなさん、興味がありますよね。
   宇宙の果てってあるのですか?

現在の科学では、「わかりません」と、答えるしかないようです。でも私は、宇宙の果て・・・  つまり、ここで宇宙は終わりですよ、というところは、あると思います。

   その外側は、どうなっているのでしょうか?

空間と時間がありません。

   空間と時間がない?
   まず、空間がないというのはどういうことですか?

私たちは、空間の中で生活しています。空間がないということは、私たちも天体も居場所がないということです。

   宇宙の果ての外側には、行けないということですか?

行けません。 ・・・というか、宇宙の果ての先に行こうとしても、跳ね返されてしまうか、その向こう側に出て消えてしまうか、どちらかなのだと思います。

   時間がないというのは・・・?

時間が進むのは、宇宙の内側だけです。宇宙の外側には出られませんが、出られたら時間が進みません。・・・というより、時間という概念がありません。

   時間と空間というのは、宇宙の内側だけにあるのですね。
   ところで、宇宙の果てには、行けるのですか?

行けません。

   どうして、行けないのですか?

理由は2つあります。1つ目は、宇宙は膨張しています。そして、膨張する速さがどんどん加速しています。つまり、宇宙の果てはどんどん遠くに行ってしまいます。

   どんなに速く飛んでも、追いつけないのですか?

宇宙空間では、光の速さより速く飛ぶことは出来ません。宇宙が膨張する速さは、光の速さを超えているかもしれません。

   逆に言えば、宇宙が膨張する速さが、光の速さよりも遅ければ、光の速さで飛ぶ技術ができたら、
   たどり着ける可能性があるということですよね?

宇宙船で、地球からどこまでも、どこまでも、まっすぐ飛んでいけば、長い時間がかかっても、いずれは、宇宙の果てにたどり着くと思いますよね。

   どれほどの時間がかかるのか、想像も出来ませんけど、いずれは宇宙の果てにたどり着くと思います。

ところが、宇宙をまっすぐ、まっすぐ飛んでいくと、元の場所に帰ってきてしまうのです。これが宇宙の果てにたどり着けない2つ目の理由です。

   まっすぐ進むと、元の場所に帰ってきてしまう・・・?
   また、不思議な話ですね。

宇宙ではなくて、地球上で考えてみてください。
例えば、成田空港から飛行機で離陸して、地球の表面から同じ高さを保ってまっすぐに飛んだとき、どうなるでしょう?

   その飛行機は、燃料を補給しなくても、どこまでもまっすぐ飛べるのですね。

そう考えてください。
どうなるかは、みなさん、おわかりだと思いますが、続きは来週、詳しく説明します。











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