火星食



今日は7月17日、子供たちの夏休みが間もなくですね。

   夏休みには、ご家族連れで、宇都宮動物園に来ていただけるとありがたいです。

動物園や星を見に行くのは、ほとんど屋外ですから、そういうお出かけは大丈夫でしょうね。
ところで、今週の星の話題は火星食です。7月21日の深夜から22日未明にかけて、火星食が見られます。

   火星食というと、火星が月の後ろ側に隠れる現象ですね。

月齢23の月が、火星を隠します。火星は、21日23時37分ごろ、月の明るい縁から裏側に入ります。そして月の裏側を通って、西側の暗い縁から、0時18分ごろ出現します。

   夜中の現象ですね。

北日本以外では、火星が月に入る時刻には、月は地平線の下です。月の裏側から、出てくるところだけが見られます。

   栃木県では、火星が月の裏に入るところは、見られないのですね。

実は栃木県では、ギリギリ、月が昇った直後に火星が隠れます。でもこれは、東の地平線まで開けている所でないと観られません。火星が月の裏側から出てくる方を見るには、22日0時18分の10分前ぐらいから月を観てください。肉眼でも見えますが、双眼鏡や天体望遠鏡で見ると、さらによく見えます。




   夜中の0時ぐらいから月を観ればいいですね。

「出た!」という、瞬間を見られると、けっこう、満足できます。火星食の後、22日の未明から明け方には、東南東の空で、月と火星が大接近している光景が見られます。夜中まで起きてまで、火星食を見なくてもいいという方は、明け方、こちらを見るのもいいと思います。

   夜中まで起きていられる方は、めったに見られない現象ですから、是非、見てください。22日に早起きできる方は、東の空で月と火星がくっついているのを   見てください。

梅雨が明けると、夏本番。星を見るのにも、動物たちに会いに行くにもいい季節です。
リスナーのみなさま、この夏を楽しんでください。












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