月と金星



7月も下旬になりました。梅雨が明けて、暑い夏本番が来ます。夏は天体観測シーズンでもあります。

   夏は、天の川とか、流れ星とか、この季節ならではの天体を見られますね。

流れ星が見え始めていますが、それは来週、詳しくお話しします。今週の天文現象ですが、7月27日の明け方、東北東の低空で、月齢28の細い月と金星が、接近して見えます。

   月齢28というと、新月の直前で、ものすごく細い月ですよね。

地球照が明るく見えて、幻想的な細い月と明るい金星の共演です。数ある月と惑星の接近の中でも、特に美しいと思います。

   早起きして、見る価値のある現象ですね。

下の図は、27日の明け方3時半の真東よりもやや北の空で、画面全体がふたご座です。


7月27日 3:30 東北東の空


   もう、空が明るくなり始めていますね。

低い所に、月と金星があります。3:30の時点では、高度が7度とかなり低いです。東の空が開けたところで、眺めたり、写真に収めたりしてください。双眼鏡や天体望遠鏡で見ると、細い月と地球照が、きれいに見えます。

   月の右上方向に1等星のアルデバランがあって、その先には、火星と木星も見えます。

この時期、明け方の東の空には、冬の星座のオリオン座やふたご座が昇ってきます。東の空には、1等星がたくさんあって、火星と木星もあります。

   明け方の東の空が賑やかですね。  ぜひ早起きして、見てみてください。












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