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月と火星
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2023年になりました。
明けましておめでとうございます。
2023年、最初の星の話です。
お正月は、しぶんぎ座流星群があります。でもこの流星群は、見える年と見えない年があります。去年12月のふたご座流星群はよく晴れて、けっこうたくさんの流星が見えました。しぶんぎ群も、ふたご群と同じくらい見える年もありますが、全然見えない年もあります。
どうしてそんなに違うのですか?
この流星群は、出現ピークの前後、数時間だけしか見えません。そのため、その時間帯が昼間だと全く見えません。
今年はどうでしょう?
今年のピークは、4日の正午頃と予想されています。
昼の12時ですか! それは最悪ですね。
そうなんです。4日の夜明け前にしても、日没後にしても、ピークから6時間以上離れてしまいます。どちらにしても、流星はほとんど飛ばないと思います。
簡単に言うと、今年のしぶんぎ座流星群は、見えないのですね。
たぶん、見えないと思います。でも、4日の明け方、4時かそれより前に西の空を見ると、月と火星が接近しています。それを見ていると、流れ星が飛ぶかもしれません。
4日の明け方、4時前ですね。
4日からお仕事という人が多いでしょうから、その日の早朝というのは、むずかしいかもしれませんね。都合の付く方は見てみてください。
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1月4日 4:50 北の空 |
今週と来週は、月が大きいので星空を見るには不向きです。冬の満月は、真夜中近くに空の高いところに見えます。今年はうさぎ年です。満月の時に見える月の模様がうさぎです。今週末は、満月を眺めてみてください。
今年も、ベリークラシック・コズミックジャーニーをよろしくお願いします。
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今週末の満月
満月が東の空から昇ってくるとき、90度近く反時計回りに傾きます。そのとき、うさぎが餅をついている姿に見えます。
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