冬の星座と1等星



1月も最後の日曜日になりました。今が1年中で一番寒い時期です。星を見たくても、寒くて、外に出るのはちょっとためらわれます。

   寒い中、星を見に外に出るには、何か大きなイベントがないと、出たくはないですよね。今週は何かありますか?

今週は、特別な天文イベントはありません。でも、皆さんが見やすい時間帯に、冬の星座を見られます。

   よく晴れる時期ですから、澄んだ夜空で、冬の星空を見られますね。

今週は20時ぐらいに、冬の代表的な星座を見られます。
下の図は、今夜20時の南の空です。

1月29日 20時の南の空


   おおいぬ座、オリオン座、ふたご座、ぎょしゃ座などが見えています。

そのあたりには、明るい1等星がたくさんあります。

   そのあたりの1等星というと、シリウス、リゲル、ベテルギウス、アルデバラン、カストル、ポルックス、カペラですね。

7つの1等星があります。現在は、その中に-1等の火星もいます。

   冬の星座には1等星がたくさんありますが、今はその中に火星もいるのですね。

ベテルギウス、シリウス、プロキオンの3つを結ぶと、冬の大三角です。また、「冬のダイヤモンド」というのもあります。下から反時計回りに行くと、シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、そしてシリウスに戻ります。これが大きな6角形になりますが、これを冬のダイヤモンドと呼びます。あまりメジャーではありませんが、冬の1等星を全部つないで、「こじつけ」的な呼び方です。

今夜は、おひつじ座に半月があります。月が明るいですが、冬の1等星たちは、月明かりに負けないでよく見えます。

   月は、今週末ぐらいに、満月になりますか?

満月は、来週月曜日です。冬の星座を見たい人は、今週の前半に見た方がいいです。
毎日寒い日が続きますが、星空は今が一番きれいな時期です。厚着をして、外に出て見てください。










戻 る