春の星座



ゴールデンウイークも今日で終わりです。

   今朝は、みずがめ座流星群が見られたのですよね。

天気が悪かったようですが、見られた人、見られなかった人、そして起きられなかった人、いろいろでしょうね。

   見られた人も見られなかった人も、明日からお仕事ですね。

みずがめ座流星群は、明日というか、今夜の夜半過ぎにも見られます。月が邪魔になりますが、月が視野に入らない南東の空を見ていれば、流星を見られると思います。

   今夜も見られるのですね。

リスナーのみなさんの中には、毎日が日曜日という人も、ある程度の数、いるでしょうから、今夜の夜半すぎに星空を見られる人は、みずがめ座流星群を見てください。

   今週は、みずがめ座流星群以外で、何か、見ておきたいものはありますか?

今週の後半は、月の出が遅くなるので、21時ぐらいに春の星座を全部見られます。

   春の星座が全部見えるのですか。

はい、見えます。下の図は、10日水曜日21時の南の星空です。




   おとめ座が南にあって、その周りに春の星座がありますね。

春の代表的な星座というと、おとめ座、しし座、うしかい座、おおぐま座あたりです。

   おとめ座としし座は、南の空に見えますが、うしかい座は真上を通りそうですね。

そうですね。空の高いところを通ります。北の空を見ると、北極星の上におおぐま座があります。

   おおぐま座の中の北斗七星はすぐ見つかりますけど、大きなクマ、全体を見つけるのは難しそうですね。

北斗七星は全部2等星で、空が明るい街の中でも見つけられます。でも、頭や足の星は、3等星・4等星なので、星がたくさん見える暗い空でないと見つけられません。

   21時頃なら、クマの足が空の高いところにありますね。

クマの上下が逆になりますが、地上の光や地上付近にあるモヤなどの影響が少ないので、今が見つけやすいと思います。

   春の星座って、有名ではなくても、特徴のある星座が多いですよね。

その通りです。たとえば南の空に、星座の中で一番長い、うみへび座があります。今夜21時頃なら、頭からしっぽの先まで全部見えます。

   長~い、うみへび座が全部見えていますね。

そして、天頂近くには、かみのけ座があります。この星座は暗い星ばかりなので、星座を線でつなげられません。でも、かみのけ座をよく見ると、もやっとした星の集まりが見えます。ここは「すばる」よりも、もっと大きな星団・・・星の集まりです。1個1個の星は見えませんが、全体としてぼんやり光っています。

   昔の人は、それを見て、髪の毛・・・というよりカツラですね。そんな感じのものに見えたのでしょう。

そのあたりを双眼鏡で見ると、暗い星がたくさん見えます。双眼鏡の視野に入りきれないくらい、広い範囲に広がっています。

   かみのけ座と同じく小さな星座ですけど、かんむり座というのがありますね。

うしかい座の東にあります。小さくまとまっていて、かんむりの形に見えます。探してみると、「あれか!」って、すぐわかると思います。

   春の夜空には、いろいろな星座がありますね。

みなさんも、星座早見盤やスマホを片手に、探してみてください。










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