おとめ座が南中してます! 私、おとめ座生まれです!
9月生まれですよね。
実は、誕生日の星座は、誕生日には見えません。誕生日の4ヶ月から5ヶ月前ぐらいに、一番見やすい位置にきます。
秋に生まれた人は、5月・6月・7月あたりに、自分の星座が見えるのですね。
ところで、9月はおとめ座生まれ、というのは、どうしてそう決まったのですか?
それは星占いの基本中の基本ですね。星占い、つまり、占星術は2000年以上前にできました。
2000年以上前ですか。
当時は、科学がほとんどなかった時代ですから、占いで大切なことを決めていたのだと思います。占い師という人たちの力は、かなり強かったのだと思います。
占星術師が、国の大切なことを決めていたのかもしれませんね。
そうですね。 占星術師たちは、適当なことを言っていたわけではありません。天体を観測して、星の動きを観察して、そこから未来を占っていました。
遠い昔も、星の観測をしていたのですね。
占星術師たちは、太陽の向こう側にも星空があることを知っていました。
昼間、太陽が出ている青空の、その向こう側にも、星座があるということを知っていたのですね。
誕生日の星座というのは、その人が生まれた日に、太陽の向こう側にある星座です。太陽の向こう側ですから、誕生日には、その星座は絶対に見えません。
なるほど。 私が生まれた日には、太陽は、おとめ座の中にあったのですね。
ところが、そうでもないんです。鹿島田さんが生まれた日に、太陽は、しし座の中にありました。
私はしし座生まれなのですか!?
そこが星占いの信じられないところです。 星占いは、2000年以上前にできましたが、その2000年の間に、星座の中の太陽の位置が移動してしまいました。
2000年前と今では、太陽が何座にあるのかが、違うのですか?
2000年の間に、大まかに言って、星座1個分、ズレました。
2000年前なら、私はおとめ座生まれだったのに、今だと、しし座生まれになっているということですか?
はい、その通りです。 星座の中の太陽の位置は、時間と共に移動していきます。黄道も、時間と共に移動していきます。そのため、現在は、黄道12星座ではなくて、へびつかい座が入って、黄道13星座になっています。
現在の星座だと、「へびつかい座生まれ」の人がいるのですね?
そうなんです。 星占いを信じる人は、それでいいですが、黄道の星座は、時と共に変わっていきます。
自分が何座生まれというのは、時と共に変わっていくのですね。
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