月・金星・火星



6月も中旬、梅雨ですね。星空はなかなか見られません。

   今週、もし晴れたら、何か見られますか?

今週木曜日の夕方から宵にかけて、月齢4の月と宵の明星の金星、そして火星が接近して見えます。双眼鏡の視野の中に、明るい3つの天体が収まる、珍しい機会です。火星は1.7等でやや暗いですが、月と-4.4等の金星の近くにあるので、見つけやすいです。

   肉眼で広い範囲を眺めてもいいし、双眼鏡でクローズアップして観察するのもいいですね。

地上の風景を入れて写真を撮ると、3つの天体の共演を記録に残せます。晴れない確率の方が高いですけどね。


6月22日 20時の西の空


   今回晴れなかったら、次の機会はありますか?

月は1ヶ月弱で同じところに戻ってきますから、次回の月と金星の接近は、7月20日にまた見られます。

   火星は西に移動してしまうので、月と金星だけになります。
   金星も火星も、見える位置が動きますね。

星座の中を動くから惑星と呼ばれています。
金星と火星の間隔は、今後縮まっていって、7月1日ごろ、2つの惑星が最接近します。さらにその頃、両惑星の左上に、しし座の1等星のレグルスがあって、火星とレグルスが7月10日ごろに最接近して、金星とレグルスが16日ごろに最接近します。

どちらも梅雨の最中かもしれませんが、晴れたら見たいですね。










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