夕方の西の空



7月も中旬になりました。すでにかなり暑いですが、これから本格的な夏がやってきますね。夏の天の川や流星を見られる季節になりました。

   今週、晴れた日には、何か特別な天文現象は見られますか?

7月19日水曜日の夕方、西北西の低い空で、月齢2の細い月と水星が接近して見えます。

   今週は、月と水星を見られるんですね。

水星はなかなか見る機会がない天体ですから、ここで見ておくのがいいと思います。日の入り後30分の時、水星の高度は約10度で、けっこう低いです。西北西の空が開けたところで観察してください。肉眼でもなんとか見えますが、双眼鏡で見ると見つけやすいです。

   月から見て、水星はどの方向に見えるのですか?

左下にあります。

   何時頃見たらいいですか?

19時30分前後がいいです。肉眼だと分かりづらいかもしれませんが、双眼鏡で見れば、すぐに見つかります。月と水星からは少し離れますが、それらの左側に、宵の明星の金星もあります。

   水星を見つけるには、まずは肉眼で、細い月を見つけて、その左下を見ればいいですね。

双眼鏡をお持ちの方は、こういう機会に使ってみてください。

   7月19日の夕方晴れたら、夕方の西の空に注目してください。


7月19日 19:30 の西の空


19日が晴れなくても、翌日、20日が晴れたら、月と金星と水星が三角形に並んで見えます。

   20日でも見られるのですね。

20日木曜日の場合は、金星と月はすぐに見つかりますから、月の右下で、金星と月の距離の2倍ぐらい離れたとことに水星があります。

   20日の場合は、金星と月を目印にして、水星を探せばいいですね。

また今週前半は、月が新月近くなので、夜、晴れれば、夏の星座や天の川が見られます。


7月16日20時の南の空









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