流星群



7月も最後の日曜日になりました。よいよ夏本番。毎日暑くなります。ただ、栃木県の夏は、昼間は晴れるのですが、夕方から夜は、曇ってしまって、星が見えない日が多くなります。これは、関東平野の一番北にある栃木県の宿命です。

   栃木県は、梅雨が明けても、夜は晴れないのですね。

地形的な問題で晴れません。

   夏は、流れ星をたくさん見られる季節ですよね。

7月後半から8月いっぱいは、複数の流星群が同時に活動するので、ふだんよりたくさんの流星を見られます。

   複数の流星群というと、どんなものがありますか?

まず今夜、みずがめ座δ南流星群が極大になります。

   みずがめ座デルタ南流星群ですか・・・ 長い名前ですね。

みずがめ座流星群というのは、違う時期にもあって、区別するために長い名前になっています。この流星群は、みずがめ座δ星の南側に放射点があります。出現期間は7月15日~8月20日と、長く活動します。

   7月後半から、8月中頃まで見られるのですね。

さらに今夜、やぎ座α流星群も極大になります。こちらの出現期間は、7月10日~8月25日で、さらに長いです。

   かなり長い期間、流れ星が見られるのですね。

そうなんですが、活動期間が長い流星群は、飛ぶ流星の数が少ないんです。今夜は多いですが、それ以外では、1時間に2個ぐらいです。

   でも、それが2つ重なれば、けっこうな数の流星が見られますよね。

ふだんよりは、多くの流星を見られます。


夏の大三角と流星


   夏の流星群と言えば、ペルセウス座流星群ですよね。

今年のペルセウス座流星群のピークは、8月13日の夕方と予想されています。その日には、1時間に20個ぐらいの流星を見られます。ペルセウス座流星群の出現期間は、7月20日~8月20日ぐらいです。

   ペルセウス座流星群の活動期間も、けっこう長いのですね。

長いですが、ピークから離れた時期は、1時間に1個か2個ぐらいしか飛びません。たくさんの流星が見られるのは、12日と13日の夜だけです。

   それでも、みずがめ座流星群や、やぎ座流星群を合わせれば、ある程度の数の流星を見られそうですね。

そういう形で、複数の流星群が同時に活動するので、夏は他の季節よりたくさんの流星を見られます。

   流れ星をたくさん見たいときは、どうしたらいいですか?

まず、空が暗いところに行く必要があります。

   街灯や建物からの光が多いところでは、見えないのですね。

全然見えないわけではありませんが、1時間ぐらい頑張っても、1個か2個しか見えないと思います。

   街の中に住んでいる人は、どこに行けばいいですか?

宇都宮からは50kmぐらい、その他の街からは30kmぐらい離れたところ。そして標高の高いところがいいです。 

   地図を見て、コンパスで、宇都宮から50km、その他の街からは30kmの円を描いて、その円の外側に行けばいいですね。

標高もある程度高い必要があります。きれいな星を見られるところは、あまり多くないことがわかります。

   現在は、街灯や建物から出る光や、自動車のヘッドライトなどが明るくて、星空や流れ星が見えにくくなっているのですね。

晴れない栃木県を出て、福島県に行ってみるのもいいです。











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