ペルセウス座流星群 その2



今日は8月13日、多くの地域でお盆ですね。それと、先週もお話しましたが、今夜がペルセウス座流星群の極大日です。日没後、薄明が終わる頃には、ペルセウス座流星群の放射点が北東の空に昇っています。21時ぐらいから見られます。

   今夜は月の影響がなくて、観測条件がいいということでしたよね。

夜中、2時20分頃、細い月が昇ってきますが、あまり影響ありません。

   夜中の2時過ぎなら、皆さん、寝てますね。

流星を見るのは、21時以降なら何時でもいいですが、放射点が高い方が、たくさんの流星を見られます。

   遅い時刻の方がいいのですか?

放射点は、ペルセウス座とカシオペア座の間あたりなので、そこが十分高くなるのは0時過ぎです。でも、その他の条件も考えて、おすすめは、22時から2時までの間です。

   やはり1時間ぐらいは、見ていないといけないですね。

以前にもお話ししましたが、流星群には「豆まき現象」というのがあります。

   立て続けに複数の流星が流れたり、全然飛ばない時間帯があったりですね。

飛ばない時間の方が、ずっと長いです。天の神様が、間をおきながら、流星を蒔いているように感じます。

   短い時間しか見てないと、流星が飛ばない時間帯だったりするわけですね。

逆に運のいい人は、2分ぐらい見ていると、3・4個の流星を見られることもあります。

   運のいい人がいるかもしれませんけど、その確率は低いですよね。


夏の大三角と流星 (黄色っぽい部分は雲です


それと、明るい部屋から暗いところに出たとき、目が慣れるまでに5分から10分かかりますから、それ以上の時間、見てないといけません。

   1時間見ていると、豆まき現象を何回か見られますね?

3回か4回ぐらい見られると思います。単発の流星もありますから、できるだけ長い時間見ていた方が、運がいい・悪いがなくなります。

   どの方向を見ていると、流星が見えやすいというのはありますか?

基本的には、どこを見ていても確率は、ほぼ同じです。でも、視野内に地上や建物などがあると、そこに流星は飛びませんから、確率が下がります。

   流星を見るときは、立って見ないで、寝転んで見た方がいいですね。

寝転んで、真上を見ているのが一番いいです。立っていると、5分ぐらいで首が痛くなりますから。

   星空がきれいなところなら、真上に、はくちょう座やこと座と、天の川も見えますよね。

足を南に向けて寝転んで、枕でちょっと頭を上げると、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルが見えます。

   夏の大三角ですね。

夏の大三角と、その中を突き抜けるように天の川があります。夏の星空の中でも一番見栄えのするところです。そのあたりを見ているのがいいと思います。

   今夜晴れたら、夏の大三角と天の川、そしてたくさんの流れ星を見てください。
   豆まき現象も確認してくださいね。

今夜雲ったら、明日の夜でも、ある程度の数の流星が見えます。
できれば、明日の夜も見てください。











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