プラネタリウム


今週はプラネタリウムの話です。
自宅では空が明るくて、星がよく見えない人たちが、プラネタリウムに星を見に行っているかもしれませんね。栃木県内のプラネタリウムでは、宇都宮のこども総合科学館があります。比較的大きめなドームに光学式投影機が入っています。でも、古い機械なので、暗い星と明るい星の差が小さくて、リアルさに欠けます。再来年ぐらいにはリニューアルされるみたいなので、そちらに期待しましょう。

   栃木県の近くで、お勧めのプラネタリウムはありますか?

隣の茨城県、つくばにエキスポセンタープラネタリウムがあります。ここは大きなドームで、星空に奥行きが感じられます。
コニカミノルタ製の新しい投影機があって、本物の星空に近い感じです。

   つくばですか。 車で行けそうですね。

日立市には、駅前にシビックセンターというのがあって、最上階にプラネタリウムがあります。ここのドームは宇都宮より少し大きくて、中に入っている投影機は大平技研のメガスターです。これが本物の星空に一番近くて、とてもきれいです。双眼鏡を持ち込めば、肉眼では見えない暗い星まで投影されているのが分かります。天の川がリアルです。

   日立駅って、きれいらしいですね。

駅そのものもきれいですが、駅の中から海がきれいに見えます。どちらがついでか分かりませんが、駅から海を見て、プラネタリウムを見てくるといいと思います。

   最近のプラネタリウムは、星空を見るだけではないようですね。

普通のプラネタリウムは、ドームの中央に投影機があって、そこからドームの内側の壁に星を映し出します。それとは別に、数台のプロジェクターで星空を投影する、デジタルプラネタリウムが併設されているところが多いです。

   プロジェクターならば、星空以外の映像も映せるわけですね。

プロジェクターでは、丸いドームの内側全体をスクリーンにして、映画のような映像を映すことができます。映画は前にある平面のスクリーンに映すだけですが、プラネタリウムの映像は、見える範囲すべてに映像が映し出されるフルドーム映像です。

   ドーム内の見える範囲全部に映像が出るのですね。

作品によりですが、良い作品ならば、映画よりも迫力があります。星空を投影するプラネタリウム番組と、フルドーム映像を交互に上映しているプラネタリウムもあります。エキスポセンターやシビックセンターはそうなっているので、2つの番組を続けて見るといいでしょう。

   プラネタリウムで、映画館よりすごい映像が見られるのですね。

映画館よりすごいかどうかは、作品によりです。一般的な映画の制作費とフルドーム映像の制作費は、後者が桁違いに少ないです。ですから、映画のようなすごい作品はなかなかできませんが、上坂さんやKAGAYAさんなど、素晴らしい作品を制作している監督もいます。

  大勢の皆さんがプラネタリウムに、フルドーム映像を見に行ってくれると制作費も増えて、良い作品も増えるのでしょうね。

多くの皆さんに、プラネタリウムですごい映像を見られることを知ってもらって、見に行ってもらえるといいです。みなさんもこども総合科学館や、近県のプラネタリウムに行って、最新の映像を見てきてください。











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