ふたご座流星群



12月も中旬になります。

   12月中旬というと、毎年、ふたご座流星群が見られますね。

ふたご座流星群は期待を裏切らないで、毎年、たくさんの流星が見られます。でも、流星群が見られるときに月が出ていると、暗い流星が月の光で消されてしまって、明るいものだけしか見えません。

   その場合は、見える流星の数が減ってしまいますね。
   今年の月は、どうでしょう?

今年の極大予想時刻は、12月15日(金)早朝4時です。この日の月齢は1で、夕方、あっという間に沈んでしまいます。14日の夜から15日の未明まで、月に邪魔されることなく流星を見られます。

   今年のふたご座流星群は、条件が最高ですね。

そうなんです。今年は、たくさんの流星が見えると思います。

   14日の夜、晴れるといいですね。

14日だけではなくて、その前後2日間ぐらいは、数は少ないですが、ある程度の流星が見られます。12日から15日ぐらいまでは、晴れた夜は外に出て流星を見てください。

   今年は条件がいいので、そのくらいの期間、晴れたら外に出てみてください。
   流星を見るときには、夜空のどのあたりを見ていたらいいですか?

流星は、どこに飛ぶか予想ができません。足を南に向けて寝転んで、真上を見ているのがいいでしょう。

   地面に寝転んだら寒いですよね。

冬の夜中ですから、ものすごく寒いです。地面に段ボールなどを敷いたり、リクライニングチェアを出して、その上で、万全の防寒体制で寝転んでください。

   ふたご座流星群の放射点は、どのあたりですか?

12月13日23時 南から天頂の空


ふたご座の東側の明るい星、カストルのすぐ近くです。流星は、そこから飛び出してくるように見えます。

   カストルのあたりを見ていれば、たくさんの流星を見られるということですか?

そういうことではありません。飛んだ流星を逆に延長していくと、カストルのあたりに集まるという意味で、流星はどこに飛ぶか分かりません。冬の夜中には、ふたご座、ぎょしゃ座、おうし座、オリオン座、おおいぬ座など、冬の代表的な星座が見えます。それらをぐるぐる見回しているのがいいと思います。

   冬の星座は一等星が多いので、明るい星のあたりを見回していればいいのですね。

それらは、真上から南の空なので、足を南に向けて寝転んで、枕をするとちょうどいいです。

   何時頃見るのがいいですか?

ふたご座は、一晩中、空に見えています。ですから、都合のいい時間帯でいいです。一番いいのは、ふたご座が真上に見える0時から2時頃、もしくは、極大が予想されている4時前後です。

   夜中から未明ですね。

その時間帯に起きていられる人は、そこがいいですが、もっと早くても大丈夫です。
今週14日前後の夜、ふたご座流星群の流れ星を見てください。










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