2024年、今年最初のコズミックジャーニーの星の話です。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2024年、最初の星のお話は、何でしょうか?
今週の宵の時間帯は、月がなくて、冬の星座がよく見えます。今日は冬の星座の話です。
冬は暗くなるのが早いので、長い時間、星空を見られますね。
夕方6時過ぎには真っ暗になるので、それ以降、冬の星座が見られます。夜半を過ぎると春の星座も見えてきます。
冬の星座は、オリオン座をはじめ、有名な星座がたくさんありますよね。
そして、明るい1等星が、他の季節よりもたくさんあります。
冬は明るい星が、キラキラ光っていますよね。
冬の夜空には、1等星が8つあります。そして、明るい星がキラキラ瞬いているのが冬の特徴です。冬以外の季節は、星はあまり瞬かないんです。
星が瞬くのは、冬だけなんですか。
それ以外の季節でも多少は瞬きますが、冬ほどではありません。
どうして冬の星は瞬くのでしょう?
日本の上空には、ジェット気流と呼ばれる強い西風が吹いています。特に冬は風速が速くて、栃木県の真上あたりを通っています。そのため、星からくる光は、強い風の中を通過してきます。
星からの光が、強い風の中を通過すると、何が起こるのでしょう?
風の中というのは、空気の密度が、場所によって細かく違います。密度が違うと光の屈折率が違います。
星の光が屈折率の違う空気の層を通過するわけですね。
屈折率が違うと、星の見える位置が微妙に変わります。それが短い時間の間に繰り返されます。
星の見える位置が、細かく変わるのですか・・・?
地上にいる人がそれを見ると、「星が瞬いている」と見えるのです。
星の瞬きは、上空の強い風によって、空気が激しく動くから起こるのですね。
冬特有の現象です。でも、星が瞬いていると、キラキラしてきれいですよね。
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