月と木星


昨日10日が旧正月でした。旧暦だと正月がずいぶん遅いんだなぁ、と思うかもしれませんが、旧暦では正月から春です。

昨日からが春だとすると、逆に、ちょっと早いですよね。
正月に「新春のご挨拶を申し上げます」と言うのは、昔は正月からが春だからなのですね。

旧暦の1日は新月ですから、今日は月齢1です。太陽が沈んだ後、すごく細い月が西の地平線近くに見えるかもしれませんが、
すぐ沈んでしまうので、見つけるのは難しいです。

今週は月が細くて、早い時刻に沈むのですね。

月が沈んだ後は、冬の星座と春の星座を見られます。

今は、冬の星座だけではなくて、春の星座も見えるのですね。

下の図は、2月11日21時の星空です。


2月11日 21時の星空


   おおいぬ座が真南にありますけど、オリオン座は西に傾いていますね。

オリオン座が西に傾くと「冬も終わりだなぁ」と感じます。

   東の空には、しし座が昇ってきてますね。

オリオン座が冬の代表的な星座なら、春はしし座です。あと2時間ぐらいすると、おとめ座も全体が見えるようになります。

   しし座とおとめ座、春の星座ですね。

北の空を見ると、北斗七星が立って昇ってきます。私は北極星の東側に北斗七星が立っていると、「春だなぁ」と思います。

   今週は、星座以外に、何か、天文現象はありますか?

15日木曜日の夕方、南西の空で、上弦前の月と木星が接近します。-2.3等級で輝く木星とやや細めの月がバランスよく並ぶ光景を見てみてください。

   月と木星ですか。明るい天体が並んで見えるのは、きれいですね。

今週は、春の星座と15日木曜日の月と木星の接近、見てみてください。










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