みずがめ座流星群


昨日からGWが始まりました。今年は前半と後半に分かれますが、今日は前半の中日です。

   先週のお話では、夜中の0時ぐらいまでは月が昇らなくて、それまでは星空を楽しめるということでしたね。

今夜の場合は、23時頃、月が昇ってきますが、明後日以降は、月の出が0時過ぎになります。

   今夜にしても、23時まで星空を見られれば十分ですね。
   GW中は、何が見られますか?

下の図は4月28日21時の南の星空です。


4月28日21時の南の空


   しし座とおとめ座が見やすいところにありますね。
   その下には、長~いうみへび座が、頭から尻尾まで見えています。

しし座とおとめ座は、黄道12星座にもなっている、春の代表的な星座です。うみへび座は星座の中で一番長くて、面積も広い星座です。

   しし座は、同じくらいの明るさの星が並んでいるので、見つけやすい星座ですよね。

そうですね。おとめ座の方は大きな星座ですが、一番明るい星のスピカは目立ちます、でも、それ以外は暗めな星が多いので、空が明るい街中では見つけにくいです。逆に山奥で満天の星空の時は、星がたくさん見えすぎて、どの星を結んでいいのか分からなくなります。

   星座が分からないほど、たくさんの星が見える夜空を見てみたいですね。

山奥に出かけている人は、見られるかもしれません。

   天の川はどのあたりに見えますか?

この時期の21時頃だと、天の川は見えません。

   山奥の暗い空でも、天の川が見えないのですか?

春は天の川が見えない季節です。

   天の川は、どこに行っちゃってるんですか?

地平線に沿って、ぐるっと一回り、私たちの周りを取り巻いています。

   天の川は、ちょうど地平線のところにあるのですか。

遅い時刻になれば、東の地平線から昇ってきます。今週だと天の川も昇ってきますが、月も昇ってくるので、見られないかもしれません。
下の図は上と同じ時刻の天頂から北の空です。

4月28日21時の北の空


   うしかい座とおおぐま座、こぐま座があります。

おおぐま座の一部が北斗七星です。北斗七星が北極星の真上に見えてますね。

   北斗七星は、クマの背中から尻尾あたりですね。

そこに頭や足を加えると、おおぐま座は、かなり大きな星座になります。北斗七星は明るいのですが、それ以外の星は暗いものが多くて、見つけるのが大変です。おおぐま座の前足は1本しか見えませんが、後ろ足は2本見えます。それぞれの足の先の爪の位置に、星が2個ずつあります。(黄色の矢印)

   クマの足の先がわかりやすいのですね。

2つ並んだ星が3組ありますから、足の先が見つけやすいです。
それと、GWの後半には、みずがめ座流星群があります。

   流れ星も見られるのですね。

みずがめ座が昇ってくるのは、明け方近くになります。今は3時ちょっと過ぎには明るくなり始めるので、2時~3時ぐらいの時間帯に見るのがいいでしょう。

   GWの最後は、みずがめ座流星群ですね。









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