みずがめ座流星群


GWも終わりに近づきました。今週の天文トピックは、今夜というか、明日の明け方、みずがめ座流星群が極大になります。

   GWの終わりに、流れ星が見られるのですね。
   1時間に何個ぐらい見えそうですか?

この流星群は、明け方の空に見えます。2時~3時の間に見ると、その1時間で10個ぐらい見えると思います。

   1時間に10個ですか。
   ペルセウスやふたご座流星群に較べると少ないですけど、普通の流星群としては多い方ですね。

この流星群の放射点は、みずがめ座の通称「三ツ矢サイダーマーク」のあたりにあります。放射点が地平線の上に昇ってからの方が、たくさんの流星が見えます。

   三ツ矢サイダーマークですか?

下の図は、今夜の夜中、5月6日2時半の東の空です。



5月6日 2:30の東の空


   東の空からみずがめ座やペガスス座が昇ってきています。

そのみずがめ座を画面の中央にもっていくと星座の絵が出ます。水の入った瓶のところに、中心に1個、その周りに3個の星があります。

   確かに、中心に1個と周りに3個、星があって、三ツ矢サイダーのマークと言われれば、そう見えます。

天文ファンの間では、昔からそう呼ばれていて、天文学者も三ツ矢サイダーマークといいます。

   そのあたりに、みずがめ座流星群の放射点があるのですね。

放射点が昇るのが、2時ちょっと前です。そして、流星群の極大予想時刻が6時です。

   そうすると、放射点が地平線の上に昇ってから、明るくなり始める前に見るのがいいわけですね。

明るくなり始まるのは3時頃なので、流星を見る時間帯は、自動的に2時~3時となります。

   早朝ですけど、6日は休日ですから、見られそうですね。

みずがめ座流星群は、毎年5月6日の早朝に見られるのですが、通常の年は6日はGW後の最初の平日になります。ですから、その日の早朝に流星を見るのは大変です。でも今年は、6日が休日なので、見やすい条件になります。

   月の大きさはどのくらいで、どのあたりにありますか?

この日は、明け方の3時過ぎに、細い月が昇ってきます。でも、明るくなってからなので、問題ありません。今夜は月のない暗い空で、流星を見られます。

   そうですか。それはいいですね。

今年のみずがめ座流星群は、いい条件で見られます。連休最終日の明け方の天文現象ですが、これを観て、GWの締めくくりにしてはいかがでしょうか?

   GWの最後に、流れ星を見られるのはいいですね。

6日が休日なので、その日の早朝に流れ星を見て、午前中ぐらい、ゆっくり寝るのがいいですね。

   明日の早朝に流れ星を見て、その後ぐっすり寝るというのも、GWのいい過ごし方かもしれませんね。

今年は6日が休日で月の条件もいいですから、晴れたら、みずがめ座流星群を見てみてください。









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