夏の星座


8月も最終週になりましたね。8月の最後になると、夏が終わってしまうのかぁ・・・ という残念な思いになります。でも今は、9月になっても暑いので、9月までが夏なのでしょう。

   そうですね。今年は6月も暑かったので、6・7・8月が夏だと言われればその通りですけど、9月まで夏ですね。

それに対して、秋はあっという間に終わってしまうので、今は、夏が4ヶ月で、秋は10月・11月の2ヶ月なのでしょうね。

   このところ、季節の感覚が変わってきましたけど、星空はどうでしょう?

星空はなにも変わりません。今は20時ぐらいに薄明が終わります。太陽の影響はその時刻になくなりますが、人間が出す地上の光が強いので、真っ暗な夜空とは言いがたい状況ですが、20時以降は星空を見られます。

   では、iPhoneアプリのiステラで、今夜20時の星空を見てみましょう・・・
   南の空にいて座がありますね。
   そして、天の川の一番濃いところが、そのあたりにあります。

その上には、彦星と織姫星があって、それらを含む夏の大三角があります。

   そうですね。夏の星座が一番見やすいところにあります。

遅い時間になると、夏の星座は西に傾いてしまいますが、20時頃なら、夏の星座が一番見やすい位置にあります。

   今夜は、月はないのですか?

今夜は、21時30分ぐらいに月が昇ってきます。その前に星空を見てください。

   午後8時から9時半ぐらいまでは、夏の星座を見られるのですね。

今日はそうですけど、1日に30分ぐらい、月の出が遅くなりますから、週の後半は、遅い時間まで星空を見られます。

   今週は夏の星座を見るのに、いい一週間ですね。

下の図が今夜21時の南の星空です。


8月25日21時の南から天頂までの空


   南の空にさそり座といて座があって、その上にへびつかい座、ヘルクレス座、わし座があります。

もっと上には、はくちょう座やこと座があります。このあたりが、夏の代表的な星座です。

   はくちょう座のデネブとこと座のベガ、そしてわし座のアルタイルを結ぶと、夏の大三角ですね。

天の川の中と両側に明るい星が3つあって、それらを結ぶと、下に尖った二等辺三角形になります。それが夏の大三角です。

   夏の星座は、天の川のあたりと、その西側にあるのですね。

そうですね。夏の大三角とその西側です。天の川の西側にある、へび座・へびつかい座と、ヘルクレス座を探してみてください。比較的明るい星がつながっているので、見つけやすいと思います。

   iPhoneアプリのiステラの画面を見ながら、星空を見ると、見つけられそうですね。

へびつかい座やヘルクレス座には、特別明るい星はありませんけど、見える星をつないでいって、星座を見つけてください。

   双眼鏡があれば、さらに、いろいろな天体を見られますよね。

双眼鏡を持っている人は、天の川の中を下から上に、ゆっくり動かしながら覗いてみてください。双眼鏡でも見える大きな星雲や星団がいくつかあります。

   リスナーのみなさんも、天体アプリが入っているスマホを片手に、夏の星座を見つけてみてください。
   双眼鏡を持っている方は、天の川に沿って、下から上に動かして、見てみてください。いくつかの星雲と星団が見られます。











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