10月になりました。今週の星の話は、先週に引き続き、紫金山・アトラス彗星です。この番組で、この彗星が見えるとか見えないとかの話をしましたが、この彗星がどうなるのかは、自分で見てみるしかありません。
自分の目で見て、確かめるしかないのですね。
今日現在は、明け方の東の空、ごく低いところにありますが、朝の薄明の中にあるので、見えないと思います。来週になると夕方の西の空にまわってきて、真西の低い所に見えるはずです。
明け方にしても、夕方にしても、彗星は低くて見つけにくいところにあるのですね。
来週の夕方、真っ暗になってからでは沈んでしまうので、まだ夕焼けが残る西の空を双眼鏡で探してください。
双眼鏡で見ないと、見えないのですね。
もしかしたら肉眼でも見えるかもしれませんが、薄明が残る明るい空を見るので、双眼鏡が必要だと思います。
今週・来週は、早朝や夕方、紫金山・アトラス彗星を探す週になりますね。
10月中旬以降は、へび座(頭)からへびつかい座へと、東に向かって進んで行くので、宵の西の空に見えるようになります。でも、見えるとしても、双眼鏡がないと見つけられないと思います。
彗星が肉眼で見えるとすれば、今週か来週だけですね。
そうなると思います。来週後半になると暗くなりますが、日の入り1時間後の高度が、30度前後あるので見やすくなります。次第に暗くなっていきますが、10月中は、肉眼で見える可能性もあります。
明るく見える可能性を信じて、今週の明け方と来週の夕方、彗星を探してみてください。
|