スーパームーン




今週は、17日が満月でスーパームーンです。

   スーパームーンということは、今年一番大きい満月が見られるのですね。

月は地球の周りを、楕円形の軌道を描いて回っています。そのため、地球に近いときと遠いときがあります。地球に近いときは、月が大きく見えます。最も地球に近い位置で満月になるときをスーパームーンといいます。

   スーパームーンというのは天文学の用語ではないと、以前うかがった覚えがあります。

そうですね。天文用語ではなくて、星占い系の言葉です。私が若い頃は、そんな言葉は知りませんでした。あるとき、どこかのマスコミが「スーパームーン」という言葉を紹介したのをきっかけにして、一般にも知られるようになりました。

   マスコミが広めた言葉なのですね。

天文愛好家よりも一般の人が先に、それを使うようになったのだと思います。

   そういうことなのですね。

今では、一年中で一番大きいスーパームーンや、反対に一番小さいマイクロムーンなど、満月に付く形容詞が増えました。

   スーパームーンとマイクロムーン以外の満月にも、名前が付いているのですか?

毎回、満月には、なんとかムーンという名前が付いているようです。9月の満月は、コーンムーンもしくはハーベストムーンというそうです。

   毎月の満月に、固有の名前があるのですね。

名前が付いているようですが、星好きの人たちは全く意に介していません。星占い屋さんが頑張っているようです。またマスコミも、話題造りに取り上げているようです。

   ここでも、マスコミの弊害ですか・・・

そういう月の名前はともかく、満月は日本古来から鑑賞の対象になってきました。月を愛でる文化があります。

   そうですね。日本人は満月が見えると、見上げて、しばし見入ってしまいます。

先月の満月が中秋の名月でしたが、今週の満月はスーパームーン。一年中で一番大きい満月です。そして今回の満月は、ハンターズムーンという名前が付いているそうです。

   今週の満月は、ハンターズムーンであり、スーパームーンでもあるのですね。


月齢13の月


その前に、15日火曜日は十三夜です。

   昔は十五夜とともに、その後の十三夜の月も愛でていたようですね。

昔といっても、江戸時代から数十年前までですけどね。今でも十三夜の夜には、お飾りを縁側に出して月を愛でているご家庭もあると思います。

   天文ファンの皆様には、そういう日本の伝統文化を受け継いでもらいたですね。

明後日火曜日には、十三夜のお飾りを用意していただきたいですね。

   最低限、ススキと柿や栗などの季節の実りを用意すればいいですか。

さらにお団子が13個あれば、もっといいですけど、各自で用意できるものをお供えすればいいと思います。

   そうですよね。気持ちの問題です。

お飾りを備える場所は、南側に縁側があれば理想的ですが、ウッドデッキがあればそこでもいいし、南側の窓を開けて、窓のレールの上でもいいと思います。

   各ご家庭で、月が見える場所に十三夜飾りを出して、晴れたらですけど、月齢13の月を見上げてください。

今週は、十三夜とスーパームーンです。月を愛でてください。










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