オリオン座が真南を過ぎて、西側に回っていますね。そして、おおいぬ座とふたご座が南中しています。
そのあたりが冬の星座の最後になります。その東側にあるかに座やうみへび座は、春の星座になります。
真南から天頂にある星座が、冬の星座の最後になるのですね。
はい・・・ ということは、ほぼ東半分の空は、春の星座になっています。
冬の星座を見られるのは、そろそろ最後になりますか?
来週ぐらいまでですね。今週は月が大きいので、来週の後半ぐらいが、冬の星座の見納めになるかもしれませんね。
今夜は、ふたご座の中に月がありますね。
12日水曜日が満月です。
そうですか。 今週は星空を見るのは無理ですね。
暗い星は見えませんが、月のそばをよく見てください。火星があります。
ありますね。火星が月のすぐ東側にあります。
火星は1ヶ月ぐらい前に地球に最接近して明るくなりました。今でもまだ、-0.8等星で、十分明るく見えます。
赤くて明るい火星と月が近くに見えるのはいいですね。
もうひとつ、真南の地平線すれすれの低い所を見てください。明るい星が1つあります。
カノープスという星があります。
この星はシリウスに次いで、全天で2番目に明るい恒星です。南半球に行くとシリウスと一緒に明るく見えます。それが、栃木県から見ると地平線ギリギリで、今だと21時前後の1時間ぐらいしか見られません。
シリウスの次で、2番目に明るい星が、地平線ギリギリにあるのですか。
これまで、冬の夜空に見える1等星は6個と言ってきましたが、実はカノープスを含めると7個になります。
鹿島田さんは、カノープスを見たことありますか?
名前は聞いたことがありますけど、見たことはないかもしれません。
カノープスを見ると長生きできるという伝説があります。
そうなんですか!?
伝説ですけどね。みなさんもカノープスを見つけてみてください。
でも、これだけ地平線に近いと、地上の光と区別ができないのではないですか?
地上の街灯などは動きませんが、星は10分ぐらい間を空けて見ると動いています。
なるほど、見える位置が、西に動いていたらカノープスですね。
冬の夜空に見える7個目の1等星、カノープスを探してみてください。
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