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防振双眼鏡
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5月も後半に入りました。夜中でも寒くないし、晴れることが多いし、星を見るにはいい季節です。でも、夜が短くなりました。
1ヶ月後が夏至ですから、昼が長くて夜が短くなりますね。
そんな今週ですが、星のお話はなんでしょう?
今回は、星ではなくて星を見るための双眼鏡の話をします。
双眼鏡ですか。以前にもうかがいましたね。
双眼鏡の倍率は、6倍前後がいいと教えていただきました。
それくらいの倍率だと手ぶれが気にならないし、明るく見えます。ところが最近、もっと高倍率で防振装置付双眼鏡が安く買えるようになりました。
防振ということは、手ぶれしないということですか?
双眼鏡は手で持って使うものですから、普通の双眼鏡は必ず手ぶれします。倍率が高くなるほど視野が揺れてしまいます。10倍以上だと、手で持って見るのはほとんど不可能です。
防振双眼鏡だと、もっと高い倍率でも揺れないのですか?
最近私が買ったのは、ビクセンという光学機器メーカーの16x50というやつです。全く揺れないわけではありませんが、手持ちでも揺れが気にならないレベルまで補正してくれます。
16x50ということは、倍率が16倍で、レンズの直径が50mmということですよね。
16倍というのは、双眼鏡としてはかなりの高倍率だし、レンズが50mmというのはかなり大きいです。以前のそのクラスの双眼鏡は、すごく大きくて重いものでした。
16倍でも手ぶれしなくて、重くないのが出たのですか?
これがヒット商品になっていて、特に女性に売れているらしいです。
女性にですか?!
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ビクセン ATERA II ED H16×50WP |
星を見るためではなくて、音楽ライブを見るために買うんです。
そういえばベリテンライブでも、双眼鏡を持っている人がいました。
これまでは、5倍・6倍ぐらいの小型双眼鏡を持って行く人が多かったです。でも、それだと倍率が低くて、推しのミュージシャンの顔がよく見えないんです。
それで多少大きくても、倍率が高くて、手ぶれしない双眼鏡が必要なのですね。
メーカーも、星を見る人よりも屋外のフェスを見に行く人に売り込んでいるようです。防水になっていて、雨でも大丈夫です。
屋外フェスの場合、雨の中でも使えるというのは大切ですね。
この双眼鏡は、直径50mmの大型で高性能レンズを使っているので、明るくはっきりくっきり見えて、16倍あると天体を見てもよく見えます。
それは良さそうですね。お値段はいくらですか?
定価だと175,000円ぐらいですけど、Amazonで14万円で売ってました。
14万円ですか... それでも高いですね。
星を見るために買うと思うと高いです。でも、ライブに持っていって、推しのミュージシャンの顔がよく見えるとしたら、買いませんか?
若い頃だったら買ったかもしれません。
若い女の子が買うんですよ。推しのためなら、いくらでもお金を出す女子がいますよね。
ライブのために買って、星もきれいに見えるんだったら、いいかもしれませんね。
私は純粋に星を見るために買いましたけど、双眼鏡にしては、天体が大きくはっきり見えて満足してます。娘がライブに行くときは、貸してあげます。
それはいいですね。家族みんなで使えたら、高くないかもしれません。
防振双眼鏡というのは、以前は特殊なもので、高価だし重かったのですが、安くて軽いものも出てきて選択肢が増えました。
リスナーのみなさんも防振双眼鏡という製品、興味を持って探してみてください。 |
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