星座の名前



今日は三連休の中日です。どこかにお出かけの方もいるでしょうか。平日お仕事の人は、こういうときにしか出かけられませんから、楽しんできてもらいたいですね。

   今週は何か、見ておくべき天文現象はあるでしょうか?

今週は月の出が遅い時間になるので、夏の星座の名残と秋の星座を見られます。

   まだ今なら、夏の星座が見られますね。

昼間の気温は夏みたいですから、気分的には夏の星座を見たいですよね。はくちょう座やこと座あたりの、空の高いところを通る星座はなかなか沈みませんから、今からでも十分見られます。

   夏の天の川もまだ見られますか?

まだ見られます。さそり座は沈んでしまいましたが、わし座・こと座・はくちょう座のあたりは見えます。

   七夕は過ぎてしまいましたが、織姫と彦星はまだ健在ですね。

七夕は2週間ちょっと前でしたね。次にふたりが会えるのは1年近く先ですが、まだしばらくは、天の川のほとりにいるのが見えます。

   でも、秋の星座が空の多くを占めるようになりましたね。

秋の星座の明るい1等星は、南の空にフォーマルハウト1個しかなくて寂しいですが、今はうお座の中に土星がいます。

下の図は15日22時の南の空です。

9月15日 22時の南の空


   南の空の低いところにフォーマルハウトがあります。

うお座の中で、みずがめ座寄りに土星があります。

   フォーマルハウトにわりと近い位置ですね。

今年は秋の星座にも、1等星が2つあるみたいに見えますね。

   ペガスス座が天頂近くにあって、秋の四辺形が目立ちます。

秋の四辺形は全部2等星なのですが、秋は明るい星が少ないので、そこが目立ちます。

   ところで、ペガスス座というのは、「ペガサス」ではないのですね?

カタカナの星座の名前はラテン語なんです。

   テルマエロマエですね。

日本ではそれが一番有名なラテン語ですね。
学名というのがありますが・・・学術用語ですね、それが原則ラテン語です。ラテン語では「ペガスス」で、それを英語読みすると「ペガサス」になります。

   星座名はラテン語で発音しないといけないのですね。

原則はそういうことです。でも日本では、ラテン語・英語・怪しいローマ字読み、まぜこぜですね。

   みずがめ座って、アクエリアスですよね。

ラテン語でも、それの英語読みでもアクエリアスです。これは商品名にもなっているので、みなさん、正しく発音してますが、アクセントが違うかもしれません。
      .
   アクエリアス ですね。

となりのうお座が困ったもので、ラテン語では「ピスケス」ですが、それを英語読みにすると「パイシース」です。

日本でよく聞くのは「ピーシース」ですね。

それが怪しいローマ字読みです。どこかの放送局が、「今日の運勢」のコーナーで「うお座」「ピーシース」とか、毎日言ってたのが定着したのだと思ってます。

いろいろ発音があるようですが、本来はラテン語の発音なのですね。

今週は、みずがめ座とうお座が見やすい位置にあります。晴れた夜に、スマホを片手に探してみてください。


 
 









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