オリオン座流星群



10月も中旬になりました。秋の星座が一番見やすいところに来ましたね。今週は月がほぼないので、星空を見るには都合のいい週です。
今週火曜日10月21日に、オリオン座流星群が極大になります。

   今週は流星群が見られるのですね。

極大時刻は21日の21時ごろと予測されています。この日が新月なので、観測条件は最良です。

   21日の21時頃、夜空を見れば、流れ星が見られるのですね。

ところが、21時にはまだオリオン座が昇っていません。たくさんの流星が見えるのは、放射点が昇ってからです。でも、21時ごろ、東の空を見ていると、下から上に飛ぶ流星が見られるかもしれません。

10月19日23時の東の空


   オリオン座と放射点が昇るのは何時頃ですか?

オリオン座流星群の放射点は、オリオン座というより、オリオン座とふたご座の間ぐらいにあります。22時になると、オリオン座もふたご座も昇ってくるので、極大予想時刻は過ぎますが、見える流星の数はその頃の方が多くなると思います。

   ピークからズレても、流星の数は減らないのですか?

オリオン座流星群はピークがなだらかな流星群なので、ピークから数時間ズレても流星数は大きくは変わりません。また、当日だけではなくて、前後数日間は流星が見られます。

   それなら、火曜日の22時とか、それ以降の時間に見ても大丈夫ですね。

放射点が昇ってくる22時ごろから夜明けまで、流星を見るチャンスがあります。今夜でも、多少の流星は飛ぶと思います。

   21日火曜日の夜だと、1時間に何個ぐらいの流星を見られますか?

ピークのときのZHRが20なので、1時間あたり見られる流星数は10個程度でしょう。ひとりの人が10個見られるという意味ではなくて、空全体で1時間に10個程度飛ぶということです。人間の目で見える範囲は、空全体の1/3以下で、ひとりの人が見られる流星は、1時間に3個ぐらいです。

   ちょっと少なめですけど、散在流星も飛びますよね。

そうですね、オリオン群以外の流星も飛びますから、それを含めて1時間に5個以上、見られると思います。

   どこを見ていたらいいですか?

流星はオリオン座の方向よりもその周りに飛ぶので、空を広く見渡すようにしてください。足を東に向けて寝ころんで、頭の下に枕を入れて、天頂から東側半分の空を見るようにすると流星を見られる確率が上がります。


 
 









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