月関連3つ



今週は月に関わるトピックが3つあります。
まず、今日は十三夜です。
旧暦で、十五夜の次の月の13日が十三夜で、つまり旧暦の9月13日です。

   十五夜と十三夜は、セットで見るのがいいようですね。

十三夜は「後の月」とも言われます。十五夜は中国が起源のようですが、十三夜の月を愛でるのは日本独自の慣習です。

   十三夜の方は、日本だけなんですね。

十三夜の由来は諸説あって定かではありません。十五夜と十三夜は同じところで両方見ると縁起がいい、と言われるようになったのは、江戸時代の吉原が発祥らしいです。十五夜に客を呼んでおけば、自動的に十三夜の日にも来ることになります。バレンタインデーに対するホワイトデーに似てるような気がします。

   今夜晴れて、十三夜の月が見られるといいですね。



次に、スーパームーンです。

   今週の満月がスーパームーンですか?

5日の宵から6日の明け方に見える満月がスーパームーンになります。

   スーパームーンというのがどういうものか、改めて説明していただけますか?

月は地球の周りを楕円型に回っているので、月と地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化します。その最接近と満月のタイミングが合えば、満月が大きく見えます。1年中で一番大きな満月をスーパームーンと呼んでいます。5日の22時19分に満月になって、約9時間後の6日7時27分に月が地球に35.7万kmまで最接近します。

   それが今年一番の大きな満月になるのですね。

そうなります。
そしてもう一つのトピックがすばる食です。

   おうし座のすばるが、月に隠されるのですね。

6日の23時ごろから7日の1時ごろにかけて、月齢16の満月過ぎの月がおうし座のすばるの星々を次々に隠します。すばるの中の一番明るい星が、月の明るい縁に隠れるのは23時39分ごろ、反対側の暗い縁から出現するのは24時(7日0時)46分ごろになります。その他の星々も、次々に隠れて現れる様子が見られます。

   今週は、十三夜とスーパームーン、すばるの星食、確かに月にまつわる話題がいろいろですね。
   今週は月に注目してください。


 
 









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