来月の天文現象



11月も今日が最後になりました。さすがに寒くなってきました。あと1ヶ月で今年も終わりですね。
今月は今日で終わりなので、来月の天文現象の話をします。

   12月というと、ふたご座流星群がありますね。

夏のペルセウス座流星群と冬のふたご座流星群は、毎年たくさんの流星が見られます。2大流星群です。

   今年の極大はいつですか?

大体毎年、12月14日です。

   12月14日というのは、覚えやすい日ですね。赤穂浪士討ち入りの日です。

でも最近は、あまり話題にならないみたいですけどね。

   若い人たちは、知らないのでしょうかねぇ・・・

討ち入りの日付は旧暦なので、現在の暦でいうと1703年1月30日です。

   そうなんですか。旧暦なのですね。

七夕が7月7日と同じですね。それも旧暦です。
私の場合、12月14日というとマックス・プランクがプランクの法則とプランク定数を発表した日という方が先に来ます。1901年12月14日でした。

   何ですか、それ?

量子力学というのを勉強した人には、この日から量子力学という学問が始まった記念日です。私はよくわからなかったので、プランク定数なんて発表されなければ良かったのに、と思いました。
それはどうでもいいことですが、12月14日の17時がふたご座流星群極大です。

   極大が17時ですか、まあまあいい時間ですね。月はどうですか?

月齢24で月の出は夜中の2時過ぎです。

   それなら観測条件としては最高に近いですね。

ふたご座流星群の詳しい話は、来週またお話しします。



そしてもうひとつ。今月最初の日曜日に、11月5日から6日にかけての夜に見える満月がスーパームーンだという話をしました。スーパームーンは年に1回しかないわけですが、12月4日から5日のかけての夜に見える満月も、ほとんどスーパームーンです。

   ほとんどスーパームーンって、どういうことですか?

1年間で一番大きく見える月がスーパームーンですから、一番は1回しかありませんが、今月初めに見えた満月と、今週見られる満月はほとんど同じ大きさです。わずかな差で11月がスーパームーンになりました。

   11月初めのスーパームーンが見られなかった人は、12月5日でもいいのですね。

肉眼で見て大きく見えるかどうかは難しいところですが、満月を見慣れている人はわかるかもしれません。

   今週は、ほとんどスーパームーンの満月を見られるのですね。

そして、今週の満月は空の高いところを通ります。 月の出も、真東よりかなり北に寄ったところから昇ります。

   今週木曜日の満月、ぜひご覧ください。


 
 









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