冬の1等星と天の川



今年も残り少なくなってきました。そして、もうすぐクリスマスです。1年なんて、あっという間ですね。少し前まで毎日暑かった気がします。

   そんな年末ですが、今週の話題は何でしょう?

先週、ふたご座流星群の話といっしょに、冬の星座についてもちょっと触れました。今日はもう少し詳しく、冬の星座の話をします。

   今週は、月はないですか?

今日が月齢1で、ものすごく細い月が日没後の西の空の低いところにありますが、太陽に近くて見えないと思います。今週前半は細い月なので、早い時間に沈みます。

   今週は月が沈んだ後、冬の星座を見られるのですね。

下の図は今夜22時の星空です。


12月21日 22時の星空


   おうし座が南中していて、オリオン座も、もうすぐ真南に来ます。

そのあたりから、ふたご座、こいぬ座、おおいぬ座までが冬の星座です。22時かそれ以降なら、冬の星座が全部見られます。

   冬は明るい1等星がたくさんあるのでしたよね。

1等星が7個あります。明るい星が多くて、冬が一番華やかな星空です。今年はふたご座に木星がいて、西の空ですが、うお座に土星もいます。

   そうすると、1等星が全部で9個ですね。

正確に言うと、おおいぬ座のずっと下の方、地平線ギリギリのところに、カノープスという1等星があります。それも含めると10個になります。

   1等星が10個ですか、空中に明るい星が輝いていますね。

外は寒いですけど、星空は華やかです。

   天の川もありますね。

南はおおいぬ座から、天頂付近のぎょしゃ座を通って、北東の地平線まで、ほぼまっすぐに天の川が伸びています。ただ、冬の天の川は、夏に比べてかなり淡いです。夏でさえ、街中では天の川が見えないですから、冬の天の川は大きな街から遠く離れて、標高の高いところに行かないと見えません。

   夏の天の川でさえ、栃木県内では見える所が少ないのに、冬の天の川となると、見える場所は本当に限られますね。

栃木県の北の端の那須どうぶつ王国あたりか、県境を越えて福島県側の那須甲子青少年自然の家や堀川ダム付近に行くと見えると思います。

   奈良部さんの天文台がある南会津まで行ってもいいですよね。

冬はだめです。日本海側の気候になるので、冬は毎日雪です。

   冬は雪が降るのですね。

那須も雪が降りますが、晴れる日も多いと思います。冬は山の西側か東側かで、大きな違いがあります。

   冬に天の川が見える場所って、貴重ですね。

50年ぐらい前なら、街の中心部でなければ、どこでも見えたのですけどね。

   それだけ照明が増えたということですか?

建物の照明、街灯、車、・・・イルミネーションも増えましたね。それとLEDが増えました。省エネにはいいのですが、昔ながらの街灯よりも空を明るくしています。

   LEDって、良くないのですね?

街灯にLEDを使う場合は、下だけを照らすように覆いを付けてくれればいいのですけど。

   街中では天の川は見えませんが、たくさんある1等星はよく見えます。冬の夜空を眺めてみてください。


 
 









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