皆既月食



3月になりました。春ですね。温かくなるとなんか、うれしいです。
さて、今週は3月3日火曜日、宵から深夜にかけて、皆既月食が見られます。日本で月食が見られるのは、昨年9月8日以来です。

   半年ぶりですね。前回は、時間帯が夜中から明け方でしたよね。

今回は見やすい時間帯です。18時50分に月が欠け始めて、月が完全に地球の影に入る皆既になるのは20時5分です。それから約1時間、皆既月食が続きます。

   確かにその時間帯なら、子どもも含めて大勢のみなさんが見られますね。

月食が終わるのは、22時17分になります。

   本来はそこまで見たいところですが、皆既が終わった後は、見なくてもいいかもしれませんね。

一般の人はそうかもしれませんね。でも、皆既中の暗くて赤い月は、みなさんにぜひ、見てもらいたいです。

   ところで、皆既月食は、地球の影の中に月がすっぽり入るのに、どうして真っ暗にならないのですか?

一言で言うと、地球に空気があるからです。

   そうですか・・・  ひとこと過ぎて、よくわかりませんね。

そうですよね、詳しく説明します。
太陽の光でできる地球の影は、本来は真っ暗なはずですが、太陽の光が地球の空気の中を通過すると、途中で屈折したり散乱します。そのために、光の進路が曲がって、地球の影の中に入り込みます。地球の空気を通過した光が、月をうっすら光らせます。

   なるほど、地球に空気があるから、というのは、そういうことなのですね。
   月が赤くなるのはどうしてですか?

地球の空気の中を太陽の光が通過すると、赤い光以外は吸収されてしまいます。夕日や夕焼けが赤いのも同じ理由です。

   太陽の光は、空気の中を長い距離通過すると、赤くなるのですね。

私の経験ですが、以前、海岸で、数10km離れた対岸で打ち上げられている花火を見たことがあります。そのときの花火の色が赤だけでした。「赤い色だけの花火って、めずらしいなぁ」と思ったのですが、実は赤以外の色は、みんな空気に吸収されていたのでした。

   それくらいの距離でも、赤い光だけになってしまうのですね。

そういうわけで、皆既中の月は赤いのですが、一口に赤と言っても、皆既月食のたびに赤さが微妙に違います。黒っぽい赤の時もあれば、オレンジに近い赤の時もあります。

   今回の皆既月食がどんな赤色になるのか、楽しみですね。

自分の目で見て確かめてください。


2025.09.08 の皆既月食


ところで、月食の前日、明日ですね。レグルス食があります。

   しし座の1等星のレグルスが、月の後ろに隠れるのですか?

満月前夜の明るい月が、レグルスの前を通過します。これは日本の広い範囲で見られます。もちろん、栃木県でも見られます。

   肉眼でも見えますか?

月が明るいので、ちょっと難しいかもしれません。双眼鏡か天体望遠鏡があれば、よく見えます。

   見えるのは何時頃ですか?

レグルスは月の東側の暗い縁から隠れますが、20時31分ごろです。反対側の西側の明るい縁から出てくるのは、21時35分ごろです。レグルスの潜入・出現の時刻や月の縁のどのあたりに見えるかは、場所によって違いますが、栃木県内ならほぼ同じです。

   明日と明後日、月に関するイベントがあるわけですね。

明後日の皆既月食は、誰でも肉眼で見られますから、晴れることを祈りましょう。


 
 









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