春の星座



今日は春の星座の話ですが、その前に、今日の夕方は西の空に三日月が見えます。

   今日は三日月ですか、満月もいいですけど、三日月も月らしくていいですね。

三日月までは、うっすら地球照が見えますから、そういう月もいいですよね。

   三日月が見える方向って、時期によってかなり違いますよね。

今日の夕方6時半ぐらいには、真西の空にあって、時間が過ぎると北西の地平線に沈みます。今月から6月ぐらいまでの三日月は、地平線から高い位置に見えて、北に寄った地平線に沈みます。

   春の三日月は、北に寄った位置に見えるのですね。

秋から冬にかけての三日月は反対で、かなり南に寄った位置に見えます。

   南に寄っていると、地平線からの高さが低いし、早い時間に沈んでしまいますよね。

肉眼で見るにも、天体望遠鏡を使って写真を撮るにも、月ができるだけ高い位置にあるときの方がいいです。ですから私は、三日月の写真は春に撮るようにしています。

   三日月は春が見頃というわけですね。

満月だったら、冬に高い位置にあるので冬が見頃です。

   三日月なら早い時間に沈みますよね。沈んだ後は、春の星座を見られますね。

今日の場合、21時50分には月が沈んでいるので、ちょうどそのくらいの時間が、春の星座を見るのに一番いいです。

   春の星座というと、何が見えますか?

今夜22時の南の空が下の図です。

3月22日 22時の南の空


   しし座が南中しています。

しし座は、同じくらいの明るさの星で構成されているので、見つけやすいです。しし座を画面の中央にもって行くと、星をつなぐ線と星座の絵が現れます。

   右を向いているライオンですね。

前足を折りたたんで、後ろ足で地面を蹴って、獲物に飛びかかっているライオンの姿です。星座の中でも一番ぐらいに、形がわかりやすいです。

   しし座を中心にその周りを見ていくと、西側には、かに座、東側の下には、おとめ座がありますね。

かに座は暗い星ばかりなので、街の中では見えないかもしれません。でも、かに座の中心には、プレセペ星団という大きな星団があります。双眼鏡で見るときれいです。空が暗ければ、プレセペ星団は肉眼でも見えます。

   おとめ座は大きな星座ですね。

スピカという1等星があります。春の空にある1等星は、しし座のレグルスとこのスピカ、それとおとめ座の上のうしかい座にあるアークトゥルス、この3個だけです。

   冬の星座には1等星がたくさんあったのに、春は3個だけですか。

春の星座は1等星が少ないし、肉眼で見える星の数も少ないです。それに、天の川もありません。

   春は天の川が見えないのですね。どこに行ってしまったのですか?

地平線をぐるっとひと回りしています。

   地平線の近くにあるから見えないのですね。

春の星空は星が少ない上に、天の川もないので、寂しい感じです。

   春は暖かくなって、花が咲いて、動物も元気になるのに、星空は寂しいのですね。

どの季節でも、有名な星座は南の空に多いのですが、春は北の空に、おおぐま座とこぐま座があります。

   おおぐま座は北斗七星ですね。

北斗七星が北極星の上にあって、一番高いところに行きます。北斗七星はおおぐま座のおなかとしっぽなので、その前側に頭や前足があります。

   今のおおぐま座は頭が下で、ひっくり返っていますね。

立って北の空を見上げると、ひっくり返っています。でも、足を南にして地面に寝て見ると、頭が上で熊が普通に歩いている形に見えます。こぐま座は北極星を含めて、その右側にあります。

   春の星座は、北の空にも見所がありますね。

リスナーのみなさんも春の夜空を見上げてみてください。


 
 









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