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銀河
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今日は月齢10で木曜日が満月です。今週は月が明るいので、暗い星が見えません。春の星座観望はお休みです。今日は銀河についてお話しします。
銀河というと、天の川ではなくて、なるか彼方にある渦巻き型の星雲ですね。
我々の太陽があるところも、渦巻き型にたくさんの星が集まっている銀河です。以前は銀河系と言っていました。今は、天の川銀河と言うことが多いようです。
私たちがいる天の川銀河も銀河のひとつで、それ以外にも、宇宙には同じような星の大集団がたくさんあるのですよね。
それらを全部、銀河と呼んでいます。銀河は見た目で、渦巻き型のものが多いですが、楕円形のものや丸い球形のものもあります。どれでもない不規則な形をしたものもあります。
宇宙には、銀河は何個ぐらいあるのですか?
何個という質問の答えは難しいのですが、2000億個以上はあります。
2000億ですか。すごい数ですが、それ以上ある可能性もあるのですね。
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| ハッブル宇宙望遠鏡で撮った銀河団・・・・・写っているもののほとんどが銀河です |
私たちから観測可能な範囲にあるもので2000億個です。私たちから見えないところにも、銀河がある可能性があります。
見えないところというと、どんなところですか?
宇宙は膨張しています。私たちから遠いところほど、速い速度で遠ざかっています。その遠ざかる速さが、光の速さと同じになると、その天体から来る光も電波も地球には届かなくなります。
宇宙が膨張する速さって、光と同じ速さになるのですか!?
宇宙というのはものすごく大きくて、私たちからはるか彼方では、そういう速さになります。私たちから遠ざかる速さが、光と同じになるところが、宇宙の果てだと思いたいのですが、もっと先があるのかもしれません。
その「もっと先」を見る方法はあるのですか?
私たちは、光をはじめとする電磁波で宇宙を見ています。最近は重力波も使えます。でも、それらすべては、光の速さと同じなので、光の速さを超えるところは、見ることができません。
宇宙には、電磁波で見える範囲の、もっと先があるかもしれないのですね。
あるかもしれません。そうすると、宇宙にある銀河の数は、2000億個よりも大幅に多いのかもしれません。
私たちには想像もできない世界ですね。
春の星空の中には、はるか遠くの宇宙を見られる、のぞき窓のようなところがあります。
そこは光を遮る障害物がないということですか?
ごく少ないということです。
どっちの方向ですか?
春の夜空には、おとめ座があります。その北側に、かみのけ座があって、さらに北側にはりょうけん座があります。かみのけ座を中心にして、おとめ座、りょうけん座の方向になります。
はるか彼方が見えるということは、そのあたりに銀河がたくさん見えるということですよね?
そうです。ベテランの天文ファンがよく使う天体アプリに「Sky safari」というのがあります。これでかみのけ座を表示すると、銀河のマークで埋め尽くされています。
そちらを天体望遠鏡で見ると、たくさんの銀河が見えるのですか?
銀河ははるか彼方にあるので、小さくて暗いです。比較的近くにある明るいもの、少しだけしか見えません。
ななつがたけ北天文台の大きな望遠鏡でも、少ししか見えないのですか?
そこの一番大きな天体望遠鏡を、適当にかみのけ座の方へ向けると、どこに向けても視野内に銀河が1個以上見えます。それでも、ほんの一部が見えているだけです。
大型の天体望遠鏡で星を見られる人は少ないでしょうが、リスナーのみなさんも肉眼でかみのけ座を探して、そちらを見ながら、広大な宇宙に
思いをはせてください。
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