今週の星空



   今週は何か、天文現象はありますか?

まず、今日の夕方から宵の時間帯ですが、西北西の空で月齢2の細い月と宵の明星の金星が、すぐ近くに並んで見えます。

   先月も夕方の空で、月と金星の接近がありましたよね。

そうでした。でも、空の低い位置で、すぐ沈んでしまったので、見られなかった人も多いと思います。今回は地平線からの高さが、先月より高くなっています。月は月齢2なので、地球照がきれいに見えます。

   地球照が見える細い月と、宵の明星の共演は、特にきれいですよね。

どちらも明るいので、肉眼や双眼鏡で眺めたり、写真に収めたりしてみてください。それと、今週前半に明け方の空でも、東の低空ですが、水星と火星と土星が接近して見えます。

   明け方の東の空に、3つの惑星が集まっているのですね。

惑星なので、日ごとに位置関係が変わりますが、3つがかなり近づきます。22日には、3つの惑星が小さな正三角形に並びます。

   水星単独だと見つけにくいですが、3つが集まっていると見つけられますね。

ただ、3惑星とも、明るくなった空では、双眼鏡で探さないと見つからないかもしれません。日の出30分前の高度が5度未満です。

   それは低いですね。東が開けたところでないと見つけられませんね。

そうなのですが、3つの惑星が双眼鏡の同一視野に見える機会はなかなかないので、ぜひ挑戦してみてください。

   夕方の方は、月が細いので今週前半なら早い時間に沈みますよね。

月が沈んだあとに春の星座を見られます。

下の図は4月19日22時の南の空です。

4月19日 22時の南の空


   おとめ座が南中していますね。

おとめ座の下に、からす座という星座があります。おとめ座はみなさん、よく知っているでしょうけど、からす座なんて星座があったのか、と思いますよね。

   からす座、知りませんでした。

おとめ座の下に星が4つ、いびつですが、四角形に並んでいるのですぐ見つかります。その前に、おとめ座を見つけて、線で結ぶ方が難しいかもしれません。

   おとめ座にはスピカという1等星がありますね。

南の空にある1等星はこれだけですから、すぐわかります。

   スピカは、おとめ座の一番下にある星なのですね。

そう言われれば、確かにそうですね。スピカの上におとめ座の他の星があります。おとめ座はけっこう大きいので、スマホの画面を見ながら、星をつないでみてください。

   南の空の低いところに、長~い星座の「うみへび座」がありますね。

うみへびの頭は、もう西の空なのに、しっぽの先は南東の空です。頭がかに座の下にあって、しし座とおとめ座の下を通って、しっぽの先は、てんびん座まで伸びています。星空の中で、一番長い星座です。

   うみへび座が全部見えるのは、今月の22時・23時頃なのですね。

今が一番見つけやすいので、この機会にうみへび座を探してください。

   北の空を見ると、北斗七星が北極星の上にありますね。

北の空というより、天頂に近いぐらいです。

   北斗七星といえば、「春の大曲線」というのがありますよね。

北斗七星のひしゃくの柄の部分が曲がっています。同じ曲率で柄の先の方へ伸ばしていくと、アークトゥルスがあります。

   春の空は1等星が少ないので、アークトゥルスはすぐ見つかりますね。

そこからさらに、同じ曲率で先に延ばしていくと、先ほどのスピカがあります。北斗七星からスピカまでを春の大曲線と呼んでいます。スマホ画面ではよくわからないかもしれませんが、実際の星空を見ると、春の大曲線は見つけやすいです。

   今週は夕方の西の空や明け方の東の空、そして春の星座と見たいものが盛りだくさんですね。

 
 









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