金星と木星



6月になりました。梅雨ですね。晴れる日が少なくなって、星空が見えなくなります。でも、全部曇りと雨というわけではありませんから、貴重な晴れた日は、星空を見てみましょう。

   今週は何か、晴れたときに見られる天文現象はありますか?

夕方の西の空を見ると、明るい星が2つ見えます。

   ひとつは宵の明星の金星ですよね。

もうひとつは木星です。

   金星と木星ですか、両方明るいですから、夕焼けが残っている空でも見えますね。

今は日の入りが遅くて、19時ぐらいになります。20時になってもまだ明るいですが、その頃には、西の空に明るい星が2つ、並んで見えます。

   惑星の中で一番明るい金星と2番目に明るい木星が、並んでいるのが見られるのはめずらしいですね。

今週から来週まで見られます。金星は次第に上に上がっていって、離れていきます。

   晴れた日には、夕方、西の空を見ると、見るたびに2つの惑星の間隔が離れていくのを見られるわけですね。

最接近は6月9日明後日で、2度未満まで近づきます。そのあと次第に離れていきます。

   明るい星が2つですから、スマホでも写真が撮れますね。

マイナス4等の金星とマイナス2等の木星ですから、明るいのではっきり写ります。すぐ右上には、ふたご座のカストルとポルックスがあるので、明るい惑星2つと恒星2つ、4つの星が写ると思います。

   最近のスマホなら、手で持ったまま写せますね。

機種によっては手持ちで写せますが、露出時間が長くなります。スマホが動かないようにしっかり持ってシャッターを押して、押してから数秒間、動かさないでください。


6月7日 20時の西の空


   晴れた日には、夏の星座が見られますよね。

見えます。今週は月の出が夜半過ぎになります。22時から0時まで星空を見られます。特に23時を過ぎると、人間が出す地上の光が少なくなって、空が暗くなります。

   晴れた日には、ちょっと遅い時間ですが、23時頃に外に出て見るといいのですね。

23時には、さそり座が南中しています。大きな街から離れれば、さそり座の東側にある夏の天の川の一番濃いところが見えます。

   以前、さそり座とそのあたりの天の川が見えるのは、ちょうど梅雨の期間になるというお話を伺いました。見られるチャンスは少ないですが、晴れた夜には見たいですね。

今週と来週が、さそり座とそのあたりの天の川を見られる期間です。そのあとになると月が出てしまうので、天の川は見られなくなります。

   今週と来週ですか。少しぐらいは晴れて欲しいですね。

そうですね。晴れれば南の空にはさそり座といて座が見えて、その間に天の川の一番濃いところがあります。東の空には夏の大三角が見えます。

   ベガとアルタイルとデネブですね。

その通りです。夏の大三角の内側には天の川があって、このあたりは空の高いところに昇るので、さそり座付近よりもよく見えることが多いです。

   南の空は、東京方面からの光が届いてしまって、明るいのでしたね。

栃木県から見ると真南に東京がありますから、さそり座のあたりまで、都会からの光で明るくなってしまいます。

   さそり座付近の天の川が見えなくても、夏の大三角の内側にある天の川が見えることもあるわけですね。

今だと夜中の1時ぐらいになると、夏の大三角が高いところに昇ってくるので、そのくらいの時間なら、そのあたりの天の川が見えることもあります。
梅雨の合間の貴重な晴れ間には、夏の星座と天の川をながめてみてください。

 
 









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