七夕


明後日は7月7日、七夕です。この時期にはこの番組で、毎年同じ話をしています。

   本来の七夕は、この日ではない、というお話ですね。

鹿島田さんも毎年同じ話を聞かされて、「またか」という感じですよね。

   7月の第1週に、必ずこの番組を聴いていただいている方は、それほど多くないと思いますので、何度でも同じ話を
   お願いします。

七夕は本来、旧暦の7月7日に行なう行事です。今年の旧暦7月7日は、8月19日になります。

   その頃なら雨の確率は低いでしょうから、織り姫と彦星と天の川を見られそうですね。

梅雨の真っ最中に星の行事をやるって、ありえないですよね。江戸時代までは、今でいう旧暦を使っていました。旧暦と今の暦を比べると、旧暦は1ヶ月以上後にずれています。

   旧暦の7月は、現在の暦の8月なのですね。

どのくらいずれるかは年によって違いますが、大体そんな感じです。明治時代の初めに、暦も西洋に合わせようと、現在の暦・・・太陽暦・・・を取り入れました。そのとき、七夕は日にちをそのまま7月7日にしました。

   そこで、七夕が梅雨の最中になってしまったのですね。

江戸時代までの七夕は、毎年、けっこう晴れていたのだと思います。明治時代以降は、梅雨の最中に七夕をやっているわけです。

   現在の暦の7月7日だと、晴れませんよね。

晴れないので、曇りや雨の時の話がクローズアップされたのだと思います。

   カササギですか? 天の川が雨で増水して、舟で渡れなくなったときは、どこからともなくカササギの大群が飛んできて、
   みんなつながって橋になるというお話ですね。

鳥がいくらたくさん集まっても、人が渡れる橋になるというのは、ちょっと無理がありますよね。

   いくら昔話にしても、後付けの感がありますね。明治維新の頃の偉い人の中に、七夕を旧暦のままやるという案はなかった
   のでしょうかねぇ。

明治維新の最中に、そんなことを考える余裕はなかったでしょうね。



   今の暦で七夕をやると、天気が悪いこと以外にも困ることがあるのですよね。

月です。旧暦というのは、月の満ち欠けで日にちを表すので、7月7日には必ず月齢7の月が出ています。半月より少しだけへこんだ月です。この月があることが大切です。

   織り姫と彦星が乗る渡し舟になるのでしたよね。

月齢7の月が西に沈む頃になると、傾いて舟の形になります。そして、月齢7の月は、必ず夜半前に沈みます。

   月が沈んだ後に天の川が見えてくるのですね。

月が出ている間は、空が明るくて天の川は見えません。沈んだ後、天の川が見えてきて、川の両岸に織り姫と彦星がいるのがわかります。

   現在の暦の7月7日は、どういう大きさの月が出るか、年によってまちまちですよね。

もし、満月が出ていたら、一晩中沈まないので、天の川は見えません。月が沈んだ後に、渡し船になって出てくるという話もなくなってしまいます。

   今年の7月7日の月齢はいくつですか?

22です。満月を過ぎて、反対側の半月に近いです。月の出は23時頃になります。

   今年の場合は、7月7日に七夕をやるなら、月が出る23時の30分前ぐらいまでに、天の川と織り姫・彦星を見ておいた方が
   いいですね。そして七夕本番は、今年の場合、8月19日だということも覚えておいてください。

 









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