普通のカメラで星の写真を撮るには


普通のコンパクトデジタルカメラでも星座の写真や話題のアイソン彗星が肉眼で見えるようになれば、それを写真に写すことができます。普通のカメラで星を撮る方法を説明します。
まず、最も簡単な方法から


1.カメラを三脚にのせる。または、カメラをしっかり固定できるものが必須。
2.カメラ任せのオートで写してみる。その際、
     ストロボは光らせない
      ズームレンズは中間よりワイド側で
      直接シャッターを押すとブレる。セルフタイマーかリモコンで
3.撮影してみて、画面が暗かった場合は、露出倍数を2倍から4倍にしてみる。
      「EV」という数字の場合は、+1~+2 に


オートではうまく写らなかった場合は、以下のマニュアル撮影をします。

カメラの準備
  ・マニュアル撮影にする
  ・ISO感度を800~3200程度にする
  ・ピント(距離)を無限大(∞)に
  ・絞りを一番小さい数字に
  ・露出時間(シャッタースピード)を20秒程度に
  ・ストロボは光らせない
  ・ズームレンズはワイド側を使う

撮影
  ・周りに光がない暗い場所を探す
  ・カメラを三脚にのせる(三脚必須)
  ・カメラを撮りたい方向に向けて固定する
      星は暗いので液晶画面には、ほとんど何も映らない
      何回か撮影しながら向きを調整する
  ・リモートコントローラ、またはセルフタイマーでシャッターを押す
      指で直接押すとブレる
  ・露出中は動かない
      動くと三脚が揺れて星がブレる


撮影後、モニタで見て星が写っていればOK。星空ですから、バックは黒くて当然です。うっすら灰色がベスト。
画像データをパソコンに送れば、バックや星の明るさなどを調整できます。

作例の写真は北斗七星と北極星あたりが写っています。







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