UpDate 2000/1/2

初詣と願掛けは日限のお浅間さん
  (ひぎりのおせんげんさん)



願いごとは「いつまでに」と日を限ってお願いしよう
 
 この神社は富士浅間神社といい、現在の場所(柳橋町)には明治38年に移設され、さらに昭和9年8月に現在の社殿が建立されています。 
 祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやのひめ)で、悪事以外の事は日を限って祈ると願い事が叶うことから、地元では「日限(ひぎり)の浅間(せんげん)さん」と呼ばれています。 
 かつては参拝の人が絶え間なく、特に毎月1日、15日には雑踏を踏んでいたそうです。今でも、元旦には社務所が開かれ、参拝のため列をなすほどの混雑を示しています。 

  この写真の左手にある小屋が社務所になっていて(普段は無人だが)、正月はお札や破魔矢なんかを授けてくれる。 
 また、鳥居の右手で古いお札等を燃やしているので、元日はお参りした後ここで暖まっていく人が多い。正月は皆一杯入ってるせいか、焚き火してると隣の知らないじいさんが「まっさか、さみー(寒)ない。どっからきたんでや?」などと挨拶したりする。・・・何ともローカルでしょ。
 
 この写真にあるように、願い事が叶うとお礼参りに鳥居を寄進する風習があり、いつも立錐の余地がないほど鳥居が立ち並んでいます。 
 私の場合もこの神社にお世話になったそうです。亡父の話によれば、私の出生が遅れ、予定日から2週間たってもまだ生まれてこず、今のように医学が進歩していなかった時代のため帝王切開もおいそれとはできず、たいそう案じていましたが、あと1週間の内に無事生まれるよう願をかけたところ、期限の3日前にようやく生まれたとのことであります。 
 たまたまなのか本当に願いが叶ったのかはわかりませんが、その後亡父はよくここに詣でておりました。果たして、私の出生の際、鳥居を寄進したかどうかは聞き損じました。そのせいか、私も元日だけはお参りにきてます。(近いからだと?ばち当たりめ!)


<元旦の風景>
信心深いおばちゃんがいっぱい来るんです。 
 

左手の社務所は、3が日しか開いてない?(他の日に行ったことないので真偽は不明です)
ローカル情報:社務所の左隣に元日だけ開店するお店があり、そこのラーメン350円は結構うまいぞ!
 

今年も参詣客がまばらだった。 
 

 いつもは元旦の朝に行ってましたが、今年は午前1時前に行ってきました。こんな夜中にも関わらず結構人が出ていた。デジカメを持っていかずにいったので、今年の写真はありません。ゴメン。でも、がやがやせずいかにも田舎らしい、のんびりした初詣でした。 
 でも、この神社は住宅地にあるので、夜中じゅう人の出入りで、回りに住んでる人は寝てられるのかな?柏手は静かに打ちましょう。

 

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