西に太平、東に筑波
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<永野川から太平山を望む>
栃木市西部には太平山があり、そのすそ野を巻くように永野川が流れています。
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![]() <随神門> 皇紀2383年(西暦1723年)の建築で、前に左右大臣、後ろに仁王の守護神を配した立派な門である。 天井の龍は皇紀2519年(西暦1859年)栃木片柳梅屋敷の雪舟十世五楽院法印等随の筆によるものです。 ![]() |
麓から歩いて行く場合は、何と言ってもあじさい坂を登るのが一般的です。バス終点(六角堂=國學院のすぐ近く)にある六角堂を左に見て、緩い石段を10分位、途中の鳥居をくぐり参道の石段を数百段(結構きつい)登り、随神門をさらに登りつめると大平山神社に到着します。麓から神社まで、人にもよりますが約30~40分かかりますし、神社に着く頃は汗だくになります。
![]() 随神門の石段を少々登った所に、横綱綾川五郎次の受け止め石と言われる石があります。
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<眉剣坂>
神社から公園地内へ通ずる通りであります。杉の大木がうっそうと繁り、昼でもなお幽玄の様を呈しております。 ![]() |
<山頂付近の茶店>
山頂へは県道が2方向からあります。山頂付近には茶店が数軒あり、太平山の三大名物(団子、焼き鳥、卵焼き)をどの店でも出してます。セットで千円なんてのもあります。 最近は、ソバを売り物にしてる店もあります。結構旨かった。 ![]() |
<路傍の石の石碑>
栃木は山本有三の出身地のため、太平山公園に、「路傍の石」に出てくる名言の石碑があります。 写真ではつぶれて見えませんが、確か「たった一人しか自分を たった一度しかない人生を 本当にいかせなかったら 人間 生まれてきたかいがないじゃないか」と彫られています。 山本有三の出身学校は栃木尋常小学校(現:第一小学校/すーさんも出身)で、生家は市内大通りにある床屋の「銀巴里」です。その隣に記念館があるので興味のある方はどうぞ。 ![]() |
<混みあう県道>
頂上付近の県道は狭く、花見や正月はバカ混みします。 何でもない時期はそうでもないんですが。 昔は県道脇から見る栃木の夜景が綺麗でしたが、今は族対策で夜間の通行が禁止されてます。(相変わらず爆音聞こえてるけどね~) ![]() |
<眺めもいいんです>
山頂にも若干の駐車場があり、そこから関東平野が一望できます。 天気が良いと富士山や東京ビル群まで眺められます。 ![]() 真南:霞んで新宿のビル(わかるかな?) |
![]() 西:富士山が見えるんですが(小さすぎた) |
<ふもとにある六角堂>
山を下ったふもと、あじさい坂の入口に六角堂があります。 詳しい来歴は存じませんが、休日には管理人とおぼしきおじさんが、観光客に説明してますので聞いてみては。 ![]() |
<あじさい坂入口>
毎年6月末から7月にかけて、立派なあじさいが咲き誇ります。 すーさんの「旬」のコーナーでも取り上げますので、お楽しみに。 ![]() |
<バスに乗る人は注意>
ふもとまではバスの便もありますが、この通り超ローカル時刻表なのです。 ここから栃木駅までは約4Kmあるので歩くのもしんどい。 でもご安心を。車道を2~300メートル下った先に、國學院のバス停があるのです。 でも、通学時間帯に乗るとすごい混み方。 ここ、ふもとまではあんまりバスは来ないのです。(だいいち、乗客がいない) そういえば昔、バスは山頂の駐車場間で乗り入れていたっけ。いつの間にかなくなってしまった。 ![]() |
<こんなバスです>
関東バスといいます。八王子の方にも同じ名前のバスがあったなあ。 でもこれは地元の会社のバスです。 朗報/栃木駅から大阪へ夜行直行バスが出ています。大阪に行くには便利。この型のバスじゃないよ。ちゃんとトイレもある大型バス。 ![]() |
<國學院>
なぜかこの山腹に学校があります。かなり昔から。 國學院短大、高校、中学があります。すーさんも昔ここの高校を受験したっけ。(合格したよ。でも県立へ行ったけど。) 大学の頃、短大の学園際へ来て、ナンパしたっけ。何も地元でやらなくても、と反省。 ![]() |
<二杉橋と大鳥居>
県道太平山線の途中です。 ここいら辺は薗部町です。永野川に二杉橋(ふたすぎばし)が掛かり、右岸側に太平神社の大鳥居があります。 この橋のたもとでよく子供らが釣りをしてます。 以前は石でできてましたが、幅が狭く通行のじゃまとなるので、近年、鋼鉄製の鳥居に替わりました。 ![]() |
<ここが芝塚山>
大鳥居とバイパスを通り過ぎ、商業学校の前、ヤオハンスーパー(静岡の、あの潰れたヤオハンとは違います。)の南側に芝塚山があります。 ![]() 芝塚山で一休み |
<大中寺>
大中寺は、雨月物語に出てくるお寺です。七不思議の伝説でも有名です。 ![]() |
<途中の山門>
七不思議とは、馬首の井戸、根なし藤、東山一本拍子木、枕返しの間、不断のかまど、開かずの雪隠、油坂の七つです。 詳しいことは、本堂脇に案内板があります。 ![]() |
<由来> 読めますか? ![]() |
<山門脇の銘> この寺が禅寺である証拠です。 これは「葷酒山門ニ入ルヲ許サズ」と書いてあり、境内に酒類は厳禁という戒めです。 ビール片手に大中寺に来ると、ばちが当たったりして。当然、すーさんはここの住職には絶対なれない ![]() |
<あじさいの季節に是非>
この参道の両脇にはあじさいが綺麗に咲きます。 人も少ないので、太平山のあじさいとは別な趣があります ![]() |
<行き方>
太平山から電波塔に通じる林道(車は不可)を数分行くと、左手に降りる標識があります。 太平山から約15分で降りられます。 又は車なら、グレープロード(栃木~大平バイパスの大平町入口の交差点。西側に両毛線の跨線橋が見える場所を入り、約1Kを右折)からも行けます。 駐車場も完備してます。 夏から秋にかけて、ブドウ狩りのついでにどうぞ。 |