2003.3.7
6日付の読売新聞に「スポーツに関するアンケート」の調査結果が載っていた。そのなかで、大相撲に対する不満を問う質問があり、上位は下表のようになっていた(複数回答)。
1位 | ケガによる力士の休場が多い | 54.8% |
2位 | 人気力士が減った | 36.0% |
3位 | 外国人力士の活躍ばかりが目立つ | 34.6% |
4位 | 個性的な力士が少ない | 28.6% |
5位以下は略。ちなみにいずれも10%以下。 |
まる三的に気になったのは3位の「外国人力士の活躍ばかりが目立つ」である。日本の国技である相撲に外国人力士が進出することを快く思っていない人がいることは耳にしていたし、ある程度理解はできる。でもこんなに多いとは思わなかった。
話は変わって、アメリカで国技と言えば野球(大リーグ)ということになるのだろうけれど、プエルトリコ人・ドミニカ人・ベネズエラ人・コロンビア人・キューバ人・日本人だろうと、優秀な選手ならば歓迎されているようだ(いちおう、配下のマイナーリーグ球団も含めた登録選手中○○%以下という制限はあるらしいけれど)。
サッカーの母国イングランドでも外国籍選手を受け入れているし、(国技とはいえないけれど)イタリアのセリエAでは、外国籍(EU加盟国以外の国籍)選手の制限を撤廃してしまった。
僕の結論としては――
その競技で世界一になりたい選手はある国を目指す。
そういう競技がその国の国技ではないか。
と思う。そういう意味で――極端な話――大銀杏が金髪の力士が登場してきても構わない。個人競技と団体競技というのも考え方に影響があるのかな?