2004.2.12
サッカー・アテネ五輪アジア最終予選強化試合日本U23代表×ロシアA代表をテレビ観戦した(テレビ朝日/11日19:00〜21:18)。
いいですねぇ>田中マルクス闘莉王選手。先制点の契機となった持ち上がりと、倒されても笛が吹かれない限り諦めない姿勢と、試合終了直前に放った思い切りのいいミドルシュートに惚れました(A代表にも選出されている柳沢選手あたりだと、倒されたら審判を見てアピールするのが関の山だろう)。
昨年はサンフレッチェ広島から水戸ホーリーホックにレンタル移籍しており、今シーズンからは浦和に完全移籍した闘莉王選手は、昨年10月に日本国籍を取得した元ブラジル人ディフェンダーである。『スーパーサッカー』(TBS/土24:00〜24:45)などで見た映像によると、「あのフォワード替えて」とベンチに訴えたり(註:味方のフォワードである)、今回のように自分で持ち込んだのにフォローが来なかったため「誰も来てねぇじゃねぇかよ」と悪態(?)をついたりと、単刀直入な物言いをする選手らしい。
そんなことも含めて、オットコ前だなぁと思った。
さて放送の方だけれども、どうして“ヒーロー”を作りたがるのだろうか? そりゃ、スーパースターがいれば見ていて“楽”なのはよく解るけれど、あんまり視聴者を馬鹿にするんじゃないよ、と言いたい。そんなことをしてくれなくても、楽しめる人はたくさんいるはずだ。
それなのにテレビ朝日は、平山相太選手を前面に出しているのだ。
ベンチに座っている(あるいはウォーミングアップをしている)平山相太選手を頻繁に映したり――
後半23分 | 絶対に負けられない戦い 怪物 平山相太の登場は!? |
後半24分 | アテネ五輪最終予選へ… 怪物 平山相太の登場は!? |
後半25分 | 18歳の怪物 平山相太 2戦連続ゴールなるか!? |
なんていう字幕を入れたり……。
そりゃ、「平山の高さがロシアに通用するのか見てみたいですねぇ」(松木安太郎さん)という意見には同調するし、僕も大いに期待しているけれども、変に加熱しない方が良くないですか?
メディアによる特別扱いを嫌ってか、トルシエ監督が中村俊輔選手を外したことがあったじゃないですか<推測。山本昌邦さんとトルシエさんは違うけれども、周りが騒ぎすぎたために不要なプレッシャーがかかっちゃいけないと思うんですけどね。