3月29日(月)無事日本へ

今日はシルク工場へ行く予定らしい。工場へいってまたお買い物?というわたしたちの気持ちを添乗員さんは察してくれたのか、出発まで自由行動(ホテルで休養可)という選択肢を用意してくださった。もちろんわたしたちはホテル待機。で、朝食をゆーっくりとる。ラムチョップまで焼いてもらったわよ。コーヒーをお代わりしながら、少しづついろんなものを食べた。満足満足!
それから部屋にかえって出発までしたこと・・・えーっ!ほんとに持ってきたのーっ?そう、長男は自分のリュックに麻雀のフルセットをしょってきたのだ。 彼の情熱に負けて部屋で半チャンほど打つ。まあねえ、麻雀の本場に来たんだしねえ、こういう時間もいいかなって。長男も満足したみたいだし。
事故もなく病気もせず、無事過ごせたね。長いこと中国にいたような気もするし、あっという間だったような気もする。無理してきてよかった、と帰りの飛行機に乗り込んで、赤ワインを飲みながらしみじみ思った。
帰りの飛行機では、長男は宿題をやっていた。本来なら、中国にいた期間は春期講習に出ているはずだった彼は、毎日ホテルで勉強していたんだ。でもちょっと予定より遅れたため、飛行機の中でも広げていたらしい。 たいしたもんだ、わが子ながら感心するぜ、と一応感心しつつ、私は赤ワインを飲みながら映画「半落ち」を見た。帰りの機内食も行きと同じメニューでがっかりしたので、せめて映画を見て充実感を得ようとしたんだけど、なんてこと!第2回公判が始まって、感動シーンが始まって、うるうると私も感動し始めたところで、成田についてしまった!くやしーいっ!

夕闇の中、車で家に向かう。途中何か食べて行こうか?ということで入ったお店が『幸楽苑』。考えてみたら中国で麺類は、次男の誕生日用に特別 に出てきたうどんだけだった。中国にはラーメンはなかったねえ。ということで、帰国第1食目はみんなでラーメンを食べたのでした。
こうやってみんなでラーメンを食べていると、ほんとにわたしたちは中国に行ってきたんだろうか?って不思議な気持ちになった。 この気持ちは帰ってきてからしばらく感じていて、でも時が経つに連れて、中国旅行が「なんだかよくわからないけど無性に楽しかった思い出」となって夢にまで出てくるようになった。

一緒に行ってくれた息子たち。あれこれ気を使ってくれた添乗員の加藤さんと森川さん。この企画に参加するようにと誘ってくださった先生。息子たちを温かい目で受け入れてくれたフラシスターの皆さん。忙しい中送りだしてくれた会社のみんなに、心から感謝する旅行でした。ほんとにありがとう。

(追記) 生まれてこのかた、こんなに離れて暮らしたことのなかったシドは、動物病院で大鳴きして、すっかり声が枯れてしまった。 気のせいか、目つきもなんだかいじけているような感じ。ごめんね、もう置いて行ったりしないから。シドやモモやクマにも、感謝感謝です。謝謝!