平成17年7月28日(第1日目)

   

 中国旅行の前日、仕事を終え帰宅。

 出発当日の朝自宅を出ると、飛行機の時間に間に合わない。そのため、都内の長女のマンションに泊めてもらうことにした。 
 22時30分長女のマンション着。

 28日朝5時起床、気持ちが高ぶっていたのか夜中何度も目を覚ました。まるで小学校の修学旅行気分である。
 長女の作ってくれた朝食と身支度を済ませ、6時にマンションを出発。近くの駅までは歩いて3分程で到着。ホームで電車を待っている間、夏とは思えない心地よい風が通り過ぎていった。空は雲ひとつなく澄み渡っていた。

 6時30分、京成上野駅に到着。
 7時10分発のスカイライナー3号に乗車。
 日暮里駅で、今回の研修旅行の先導をして頂く今川先生(上智大学講師)と、同行のお2人が乗車。

 7時59分成田空港第2ビル駅に到着。JRで先に着いていたメンバーと合流。
全部で19名の中国書道研修旅行、いざ出発。

 夏休みとあって成田空港はかなり混雑していた。
 搭乗手続き後、手荷物検査、出国手続きを済ませ早速免税店に。とはいっても何も買うものはない。


最初の目的地西安市へ。

 9時50分西安咸陽空港行きJL609便は、定刻に成田空港を離陸。
 機内はガラガラ。ビジネスマンとおぼしき数人と、われわれの他もう一グループの団体旅行者だけ。
 客室乗務員も手持ちぶたさのようだ。
 離陸後まもなく食事が出てきた。出発前に腹ごしらえをしてしまった為か、あまり食べられなかった。

熟 睡
熟 睡

 目を覚ますと、飛行機は着陸態勢に入って高度を下げていた。まもなく西安咸陽空港だ。
 中国は広い。
 畑が延々と続いている。とにかく広い。
 土の色はかなり黄色い。川の水が濁っているのは、この土壌のためなのか。黄河とはよくいったものだ。

 13時15分(中国時間)西安咸陽空港に到着。
 入国手続きを終えロビーに出てくると、現地の添乗員さんと、バスガイドさんが出迎えてくれた。
 添乗員さんも、バスガイドさんも日本語がとても上手だ。
 添乗員さんは、日本に来て日本語を勉強したとのことだが、ガイドさんは、中国の学校で勉強しただけとのこと。本当にうまい。

 空港ロビーを出たとたん猛烈な暑さにおそわれた。
 暑い。 暑い。
 バスガイドさん曰く。中国では、クーラーの入っているバスは、まだ少ないとのこと。
 クーラーの入っているバスで良かった。

 中国に来て最初の訪問先が、宝鶏青銅器博物館。

 建物正面の文字は、江澤民元国家主席の揮毫によるものだそうだ。

 館内は省エネの為かやや薄暗く、クーラーも入っていない。

 暑い。

 館内では、今川先生が展示してある青銅器について一つ一つ説明してくれた。
 中でも、四十二年來鼎や四十三年來鼎は感動した。
 三千年前の青銅器が、今、私の目の前で堂々と輝き続けている。この感動は、ここに来なくては味わえないものだ。

 大盂鼎・毛公鼎のレプリカが展示してある。 大盂鼎は、平成17年7月恭栄臨書会の最初の課題だった。今までとは全然違った筆使いに、戸惑いながらも必死で練習したことを思い出し、しばし見入っていた。


  大盂鼎(レプリカ)
  高さ 1021 センチメートル
  重さ 153.5s
  本物は、中国国家博物館にある。




  毛公鼎(レプリカ)
  高さ 53.8センチメートル.
  重さ 34.7kg
  本物は、台北故宮博物院にある。







  散氏盤(レプリカ)
  高さ 20.16センチメートル
  口径 43.6 センチメートル
  本物は、台北故宮博物院にある。

18時 ホテル(宝鶏 新商務酒店)着

画像をクリックしてご覧ください。

大盂鼎

毛公鼎

散氏盤

発見された時の様子

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