半 切
       
春日茶山病不飲酒因呈賓客


しょうかがせんにのぼる  とうかせいめいのまえ
笙歌登画船  十日清明前
やまはひいではくうんつややかに  たにはひかりこうふんあざやかなり
山秀白雲賦  渓光紅粉鮮
ひらかんとほっしていまだひらかれざるはな  なかばくもりなかばはれたるてん
欲開未開花  半陰半晴天 
たれかしらんびょうたいしゅ  なおちゃせんとなるをえたり
誰知病太守  猶得作茶仙




          平成二十年十月書