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-健康状態チェック-
猫はしゃべれないため飼い主の方がいち早く体調の変化を察知してあげましょう。
日頃から猫の健康状態をよく観察して、早期発見・早期治療が大切です。

  • 鼻が乾いている
  • 目ヤニ・涙をよく流している。
  • よだれをたらしたり、口臭がする。
  • 咳や呼吸が苦しそう、くしゃみ・鼻水が出る呼吸器症状。
  • かゆがって体を盛んにかく。
  • 皮膚が赤くなったり、腫れている。
  • 毛が抜けたり、フケが出る。
  • 顔や目をしきりにこする。
  • 元気がなく食欲もない。
  • きちんと食事をしているのに痩せてきた。
  • 嘔吐・下痢・便秘。
  • 体や耳が熱っぽい。
  • 多飲・多尿、または尿が出ない。
  • 歩き方がおかしい。
  • 姿勢の異常。
  • 皮下や乳房にしこりやできものがある。
  • 外陰部などから異常な分泌物が出る。

これらの症状がみれらる時は、病気の場合が多く、
これら以外の時でも猫の体調の変化に気づいたら獣医さんに相談しましょう。
-猫のかかりやすい病気-
@猫泌尿器症候群(FUS)
症状が尿結石と類似してます。結晶などの尿の成分が塊となり尿路をつまらせます。
飲水量が減ると尿が濃縮され結晶ができやすくなります。飲み水をたくさん与えることで予防。
  • マグネシウム含量の高いドライキャットフードを与えている場合
  • 飲水量の減少(肥満・運動不足・寒さなどによる)
  • 排水回数の減少(寒い季節)
比較的オス猫に起こりやすい傾向があります。
A黄色脂肪症
魚(赤身)をいつも与えているとビタミンEが不足して起こる代謝異常の病気です。
皮下やお腹の脂肪組織が炎症を起こし、全身に痛みが生じます。
  • 元気がない
  • 食欲不振
  • 発熱など
進行すると
  • 皮下やお腹に脂肪が固まって硬くなるため触ると凹凸した感じがする。
  • 痛がるため動きたがらない。
  • 体に触られるのを嫌がる。
B耳疥癬症(耳ダニ症)
ミミヒゼンダニが外耳道に寄生することによって起こります。
  • 耳をかゆがる
  • 頭を振る
  • 耳翼を引っかく
激しい痛みと悪臭のある黒い耳垢が貯まります。放っておくと外耳炎や中耳炎に進行します。
ダニの繁殖力も旺盛で完治するまでにはかなり時間がかかります。
日頃からこまめに耳掃除をしてあげましょう。
Cその他皮膚病
痒がる、フケが出る、脱毛・皮膚の変色などの症状がみられる場合
  • ネコ疥癬虫症
  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 皮膚真菌症
などがあります。同じ痒がる症状でも多少の違いがあるため
痒がる場所・脱毛の大きさなどよく観察して獣医さんに相談しましょう。
Dネコウイルス性鼻気管炎
冬場に流行します。
  • 発熱(39〜40度)
  • くしゃみ
  • 目と鼻から多量の透明な涙や鼻汁(進行すると膿性の目ヤニ・鼻汁に)
このため化膿性結膜炎・呼吸困難になる。
この病気に対しては有効なワクチンが3種混合の形であるので必ず接種しておく。
Eネコカリシウイルス感染症
ネコウイルス性鼻気管炎同様、冬場に流行します
  • 下の潰瘍
  • 口内炎
  • 食欲不振
  • よだれ
  • 肺炎を併発する場合もある
この病気に対しては有効なワクチンが3種混合の形であるので必ず接種しておく。
Fネコ汎白血球減少症
「猫テンパー」と言われるほど伝染力が強く死亡率も高い恐ろしい病気です。
  • 潜伏期間2〜10日
  • 元気がなくなる
  • 食欲不振
  • 40〜41度の高温の熱がでる。
  • 黄色の泡状のものを吐く
  • 下痢(症状が進むと粘液便・血便になる)
このためたちまり脱水症状になって被毛のツヤもなくなり目も落ちくぼみ重症の猫では1〜2日で死亡してしまいます。
この病気に対しては有効なワクチンがあるので必ず接種しておく。
Gネコ白血病ウイルス感染症
猫の白血病です。
感染すると病気への抵抗力がいちじるしく低下します。
そのため様々な症状が出て治療が困難になります。
  • 発熱
  • 元気がなくなる
  • 全身のリンパ節が腫れる
  • 白血球が減少して貧血を起こす

この病気に対しては有効なワクチンが開発されまので接種しておく。
cover

この本は私も持っていますが、とにかくいい!! 猫を飼っている方にはお勧めの本です。
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-ノミの駆除-
ノミにとって快適な気候は、気温18度以上湿度70〜90%。高温多湿な日本の夏にあてはまります。
ノミの生命力はとても強く、血を吸わなくても100日は生きられ、血を吸うと1年以上生きるものもいます。
また、メスは1日10個の卵を産み一生で1000個の卵を猫や部屋の隅などに産みつけます。
とにかく掃除を部屋の隅々まで念入りにします。
部屋の湿気の多い所・隅やホコリが貯まっている所にノミのサナギがあります。
掃除機の中身もノミが育つ前に早めに処分しましょう。部屋は湿気がたまらないように換気をして乾燥させることも大切です。
部屋でノミ駆除の薬剤を使用する場合は猫を安全な場所へ移してから使用しましょう。
猫のノミ退治

@手やノミ取りくしで取る。
Aノミ取りシャンプー
B滴下式スポット薬タイプ
  ノミの中枢に働き、神経系に刺激を出し続けるタイプ
  ノミの中枢に働き、神経伝達を遮断して殺すタイプ
C内服薬
Dノミ取り首輪
Eノミ取り粉
Fノミよけ首輪
G高周波音の撃退器
H粘着シートのノミ取り器
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-不妊・去勢手術-
不妊・去勢は飼主の基本的なマナーです!
繁殖を目的としている方を除き、繁殖される意志のない方は、
ただ、「手術はかわいそうだから・・・」と言う理由で
不妊・去勢手術を行わない事は飼主の無責任さと言えます。
飼ってもらえず捨てられた仔猫は動物愛護センターなどで殺処分されてしまいます。
生まれてきた仔猫に責任を持てないのなら、不幸な仔猫を増やさないためにも
必ずと不妊・去勢手術をはしましょう!
-発情期と見分け方-
メス オス
発情の時期 生後7ヶ月くらい
※早熟な猫は4ヶ月くらい
生後8ヶ月くらい
発情期(シーズン) 1回のシーズン中に発情の波が何回も来ます。
※受精可能な卵子が卵巣にできると発情何日か鳴き続けます。この間に受精が行われないと卵子は衰退し、同時に次の卵子が準備されます。この準備期間の何日かは鳴きやみます。この2〜3回繰り返される発情の時期を合わせて1シーズンと考えます。
最初の発情を迎えてから焼く10年くらいは交配できます。その間はずっと「シーズン」になります。
マーキングのためオスはスプレーをするようになります。
スプレーは去勢手術をすれば100%に近い確立でしなくなります。また、スプレーをするようになってもメスがいなければオスは発情しません。
シーズンの見分け方 @かん高い甘い声でよく鳴く。
A床などにクネクネ体をすりつける。
Bしっぽの付け根を触るとお尻を高く上げる。
Cそわそわして落ち着かなくなる。
D尿の回数が増える。
E外陰部が腫れ分泌液が出てそこをしきりに舐める。
F食欲がなくなる。
@大きな声で鳴く。
Aスプレーの回数が増える。
B外に出たがる。
発情に伴うトラブル 不妊手術をしてないメスは、
子宮蓄膿症・乳がんなどの病気にかかる
メスを追いかけて
@テリトリーから離れすぎて帰って来れなくなる。
A交通事故にあう。
B他のオス猫とケンカをする。
※ケンカは伝染病に感染する可能性があります。
不妊・去勢手術方法 不妊手術方法
@卵巣摘出
A卵巣と子宮摘出
去勢手術
@睾丸摘出
手術の時期 生後6ヶ月前後が目安 生後10ヶ月前後が目安
費用 だいたい20000円〜30000円と動物病院によって様々で事前に確認する。
うちの近所の動物病院では16000円でした。
だいたい10000円〜15000円と動物病院によって様々で事前に確認する。
うちの近所の動物病院では8000円でした。
入院 入院を必要としない病院・一晩だけ預かる病院・抜糸まで1週間預かる病院と様々です。事前に確認する。
うちの近所の動物病院では手術前日の晩から食事抜きで翌日の午前中入院→午後手術→夕方退院→1週間後以降抜糸でした。
ほとんどの病院が入院・抜糸を必要としません。一晩預かる病院も中にはあります。
うちの近所の動物病院では手術前日の晩から食事抜きで翌日の午前中入院→午後手術→夕方退院→1週間後以降抜糸でした。
手術後の利点 @子宮の病気の予防になる。
A体力を消耗する妊娠・出産・育児をしないため長生きになります。
@スプレーをしなくなる。
A闘争心がなくなるので攻撃的だった猫はおとなしくなります。
Bケンカが原因の伝染病にかかる確率が減ります。
手術後の心配な点 @皮膚病になりやすい。
ホルモン器官の摘出によりバランスが崩れる。
A肥満になりやすい。
女性ホルモンがなくなるため食欲が増進され食事の量が増える。
B性格があいまいになる。
仔猫時代にもどる
@皮膚病になりやすい。
ホルモン器官の摘出によりバランスが崩れる。
A肥満になりやすい。
男性ホルモンがなくなるためエネルギー効率がよくなる。同じ食事を与えても摂取カロリーが増える。
B性格があいまいになる。
仔猫時代にもどる
自治体の助成金制度を利用しましょう!
不妊・去勢手術は行政が手術費用の1部を負担するものです。
各自治体によって助成金の申請方法は様々なので直接問い合わせて確認しましょう。
※不妊・去勢手術費用の助成金は自治体によって制度を行っているところと行ってないところがあります。

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