リペアあれこれ
その2
!! WARNING !!
以下の内容は、私が実際に試した経験に基づく内容ですが
同様の行為を行った場合について、結果を保証するものではありません
また、同様の行為を行う事をお勧めするものでもありません
もし、あなたがお試しになる場合には
御自身の責任において決断の上、行って頂けますようお願い致します
リペアあれこれ−その1で書いたように、私は痛んだリブが大嫌いなので
普段の着用時も出来る限り負荷を掛けないように着る事を心がけています
袖リブは仕方が無いとしても、首リブは素肌に着ると汚れやすく痛み易い気がするので
出来るだけ襟のあるシャツを中に着る事にしています
またベルトに突起物が付いていると裾リブを痛める原因となりますし、腕時計は袖リブには御法度です
まあ、正直メンドクサイですねw
さて毛玉取りの他にウールリブのメンテナンスは何か出来る事は無いのかと思い、調べていると
ウールマーク・オフィシャルホームページを見つけました
結構参考になる事が書かれていますので、未見であれば一度御覧になる事をお勧めします
ここには、ウールには時々蒸気を当ててやると良いと書いてありましたので
更に調べてみると、ハンドスチーマーなる便利な道具が有ることがわかりました
原理としては、加熱した部分に水を吹き付けて蒸気を出すという結構原始的なモノみたいです
その割には値段が高いよなぁ...
まあFJだけでは無くスーツ他様々な衣類に使えますから、持っていても損では無いとは思いますけど
クリアブルーのハンドル部分に水を入れて使用します
裏側の噴出部分はこんな感じになっています
下の方に開いている5つの小穴から蒸気が噴出します
周囲を囲むブラシは、ブラシ掛けと同時に蒸気を逃がさないという役割を持ちます
こんな風にリブにそっと押し当てて蒸気をかけます
ブラシは結構硬い毛で出来ていますので、当てたまま動かすとリブが毛羽立ってしまいます
リブに関してはブラシ掛けの動作をしない方が良さそうです
少しづつ場所を変えながら全体に掛けてやります
裾リブも同様です
襟リブはちょっと掛けづらいですね
着用によって少し緩んだ状態のリブは、これを掛けてやる事でちょっとシャッキリします
でも伸びてしまったリブが再生する訳ではありませんし、テンションが回復するという程の事でもありません
そのような状態になるのを遅らせる為に、出来るだけコンディションを整えておくという意味では効果は有りそうです
それとオフシーズンの保管の前にきっちりと当ててやる事で、付着している虫の卵等は殺す事が出来るらしいです
高温の蒸気が発生しますので、取扱いについては充分な注意が必要です
実は、これアクリルリブにも効果が有ります
それとシェル等にきつく付いてしまった折じわに当ててやると、完全ではありませんが折り目が延びて回復します
他にも色々と使い道が有りそうで、結構楽しいかも...