4日目
なんと3:40に目が覚めてしまった・・・(-.-)
カーテンを開けるとすっかり明るくなっており、しかも抜けるような青空!高緯度をヒシヒシと感じます。
睡眠時間は4時間40分取れているので意外と爽やか・・・
予定より2時間も早いけれどこのまま起きちゃうことにし、朝食までネットしつつ支度をば・・・
昨夕食はお誘いの電話がかかってきてしまったので、今朝は10分早めの6:50に食堂へ下りたらすでに食べている人が・・・
では私もいただきましょう♪
乳脂肪分4%以上の濃〜い礼文の牛乳、甘めの生姜醤油で煮た生ホッケのフライがめちゃうま!
茄子の揚げ浸し、たらこ、昆布巻き、お浸し、梅干、納豆、たくあん、岩海苔のみそ汁など普通に美味しかったです。
コーヒーやココア、紅茶のセルフコーナーがあり、コーヒー好き、しかも1杯じゃ足りない私はうれしい♪
船組と定観組はほぼ同じ出発時間なので、一緒にお宿の車でフェリーターミナル(以降FTと表示)まで送ってもらいます。
すでに列ができていたので並んでいると、稚内からの船が入港してきました。
あんな狭い所を回り込むように入港し、バックで接岸させる技術は素晴らしい!
全員降りると意外と早く乗り込めたのですが、全席畳敷タイプの椅子のない船でした。残念・・・
畳敷きはゴロゴロ寝ころぶ人ばかりで好きじゃないので、寒いけどデッキにいようと行ってみたら、なにやら奇声が・・・
自他ともに認める?日本(北海道?)三大○○YHのひとつ、桃岩荘YH恒例の歌うは踊るはの見送りでした。
○は2文字もあれば4文字もあり諸説色々、到着時やFTに来た時など何度か見ましたが確かに熱い!です。
途中イルカが並走してくれたのですが、デッキはあまりにも寒いので中へ。
どこもみんな大胆に寝ているのでなかなか見つからず、一番前まで行ってやっと座れるスペースを確保。
壁に背をもたれ、読み切れていなかったパンフレットなどを遅まきながらチェックしている内に稚内FTへ到着しました。
カリカリカレードーナツをお土産に買おうと思って売店に立ち寄ったのですが、残念ながら1個しか残っていませんでした。
これから乗るのは、平成23年6月1日〜9月30日まで実証運行している稚内空港と宗谷岬を結ぶハイブリッドバス。
運行自体は宗谷バス鰍ナすが、稚内市地域公共交通活性化協議会が取り組んでいるようで、
今後ルート見直しがあったり、増えたりするのかもしれません。(詳細なアンケートを依頼されましたので)
実証運行期間は、羽田⇔稚内の飛行機の発着に合わせた1往復のみ。
私が利用した空港行きは、FT(始発)→稚内駅前BT→宗谷丘陵→宗谷岬→稚内空港のルートで、
礼文や利尻から到着する船と接続し、宗谷岬で1時間ほど自由時間があり、
羽田行きの飛行機に間に合うよう稚内空港に着けるので便利に利用させていただきました。
ちなみに空港発も同様、羽田からの到着に合わせ、宗谷岬を観光し、礼文や利尻行きの船に間に合うように運行されます。
料金は大人2000円(子供1000円)で、乗車時運転手から直接購入することになります。
この日は私を含め乗客はたったの5名でした。まだ情報が広まっていなかったからでしょう。
夏真っ盛りの今、盛況であることを祈るばかりです。
FTを出発し、すぐ近くの稚内駅前BTに停まった後はノンストップで宗谷へ向かいます。
岬手前の北海道遺産である宗谷丘陵でシャッターストップ、バスを降りてササッと写真を撮りました。
バスの終点は宗谷岬ですが、宗谷岬平和公園で降り、見学しながら歩いて岬へ下りるのが一般的のようです。
ということで私もここで降りたのですが、バスのすぐ後ろに野生のエゾシカが来ていました。
撮ろうとしたらピョ〜ンと跳ねるように逃げてしまいましたが・・・
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旧海軍望楼 |
宗谷海峡戦没者慰霊碑 |
あけぼのの像ポインタしてね |
アルメリアポインタしてね |
1983年のサハリン沖での大韓航空機撃墜事件を追悼して建られた祈りの塔には、
犠牲になった方全員の国籍と名前が刻まれていました。
この公園や下の岬の周りは一面ピンクのお花畑で、ポンポンみたいなアルメリア(和名ハマカンザシ)がきれいでした。
この一角にある帆立ラーメン屋は人気のようで、タクシードライバーがお客をじゃんじゃん運んでいました。
気になったのでここでランチにしようと行くと、狭い店内は立って待っている人でぎゅうぎゅうだったので諦めました。
下の岬に下りると食堂がいくつかあったのですが、いまひとつ食指が動かず・・・なお店ばかり。
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サハリンを見つめる間宮林蔵 |
日本最北端の地の碑ポインタしてね |
間宮林蔵の立像ポインタしてね |
ポインタしてね |
北緯45度31分22秒の宗谷岬は日本最北端の地で、条件が良いと樺太=サハリンが見えるそうです。
この日は良いお天気でしたが残念ながら見えませんでした。
ちなみに礼文島のスコトン岬は北緯45度27分51秒、ほんのちょっとで負けています。
なので「礼文島の最北端」ならOKですが、礼文島を付けない時は「最北限」と表示されていましたね。
↑のお土産屋さんの中に流氷館がありました。(無料)
流氷とアザラシやペンギンの剥製が展示された室温はマイナス11℃、ちょっと入っただけなので数字ほど寒く感じませんでした。
出発までまだ時間があったので、海に下りる階段に腰かけてカリカリカレードーナツを食べました。やっぱこれ美味しいです!
出発時刻の5分前にバスが来たので乗り込むと、アンケートの依頼がありました。(乗客全員)
質問事項はそこそこあり、記述する箇所もあったのでしっかり記入させていただきました。
バスは定刻13:45、稚内空港に到着しました。
チェックインしてから2階へ。
小さな空港なので売店も小さ目ですが、中高年層の団体さんが最後のお買い物!とばかりに買う買う!!
カレードーナツひとつで夕食まで・・・は辛いので、売店の向かいの食堂で何か食べておきましょう。
「限定」という文字に弱い私は、限定30食と書かれた「おおなご丼」をチョイスしました。
「おおなご」とは大きくなったイカナゴで、稚内近海で捕れるポピュラーなお魚だそうです。
甘辛い蒲焼き風で見た目通りのお味でした。
WKJ−HND 1505→1700 NH574 B767-300 . |
ボーディングブリッジから14:50搭乗開始、15時ちょうどにドアクローズ、15:03スポットを離れ15:10離陸でした。
安定飛行に入るとある機長からのアナウンス、今日は女性の副操縦士が機長に代わってのアナウンスでした。
柔らかい中にもCAさんとは違う言葉尻、でもキリッとした中に女性らしさも加わってほのぼの♪
きっと素敵な方なんでしょうねぇ、立派な機長さんになってください。
順調に飛行し、ちょっと早めの16:45、羽田空港にランディング。
予定より早いエアポート快特に乗れたので、だいぶ早く帰宅できました。
ただお土産はほとんど宅配にしたので、手土産はほんの少し、夕食の足しにはなりませんでした。
お し ま い