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1日目


先週の草津の時と同様に今回も現地に電話をかけ、積雪・降雪の確認をしておきました。
そして今回も「夏タイヤで全く問題なし」との心強いお返事・・・
それでも想定外だった草津の雪に懲りたので、冬は豪雪地帯の会津、念には念を・・・と、
色々な地区の観光案内所や食事処、ホテルなどに問い合わせの電話をかけまくりました。
「ほとんどの家はもう夏タイヤに履き替えていますよ。」との言葉にやっと安心して
それでは電車ではなく、予定通り車で出かける事に決定しましょう!

車で出かける時は朝ごはんはいつも車の中、今回はサンドイッチを作って行きました。
大体家を出るとすぐに食べ始めるので、家で食べてから出かけてもいいのですが、
車の場合でも電車の場合でも、食べながら行くというのはお出かけ気分が盛り上がりますね。

巷で騒がれている暫定税率の廃止、
我が家も4月になったらガソリンを入れよう・・・でもその前にもしかしたら前倒しするGSがあるかもしれない。
と、淡い・・・いや愚かな期待でガソリンを補充していなかったため、
エンプティに極々近いところに針が向いたままお出かけの日になってしまいました。
途中、いつも入れているGSより10円も高い所を使う羽目に・・・(>_<)
準備の悪さの結果ですね。


さ〜てお天気は上々!
花木や水仙など春爛漫と咲き誇っているのを車窓から楽しんでいると、お鼻がグシュグシュ・・・
会津西街道の南は有名な例幣使街道でもあるので、杉並木が近づいて来たと言う事ですね。
運転中に眠くなったら大変と薬は昨夜飲んだだけ、なので鼻が花粉を感知してしまったようです。(>_<)

会津に入るとぐっと花が少なくなり、桜のつぼみはまだ目立たない程小さく、冷たい風に耐えています。
「会津西街道たじま」の道の駅でトイレストップです。
この道の駅は山菜が豊富なことで有名ですが、この時期まだ露店は出ておりませんでした。

121号線から左折し、352号線を30分程行くと本日のお宿のある高杖地区ですがそれを通り越し、
高杖から更に30分程走った伊南村(現在は統合して南会津町)へ向かいます。
目的は鉄分の多い赤いお湯、古町の「赤岩荘」です。
でもその前に、会津名物「ソースカツ丼」が美味しいと評判のお店で、まずはランチ♪

  食堂こたき 0241-76-2256  
福島県南会津郡南会津町古町居平26−5

会津はソースカツ丼の会があるほどソースカツ丼のお店が多いのですが、
実はこの地方では、「カツ丼」と注文するとソースカツ丼が出てくるのです。(^^)
普通の醤油と砂糖で煮た卵とじのカツ丼を食べたい時は、「煮込みカツ丼」と言わないと出てきません。

ポインタしてね
ご飯の上に千切りキャベツを敷いて、その上にソースを絡めたカツがのっています。
この黒いカツがウリのこたきのカツ丼、甘ったるくなくて美味しいです。
注文を受けてから揚げるので、カリッと熱々なのもポイント高し。
でももう少しお肉が厚ければ”文句なし”なのですが・・・
伊南の少し北にある南郷は、トマトで有名な地区です。
なのでここのカツ丼にはトマトがひと切れ添えられており、それも特徴のひとつでしょうか。
2切れだと少ない、3切れは身を切るにつながる、だから4切れのたくあんを出すあたりもいいですね。
こういったちょっとした事にビビっときます。(^^)

私たちが入店したすぐあと、次々と常連さんらしき人たちが3組、
入るなりメニューも見ず注文した物は、ひと組目「煮込みカツ丼」、2組目と3組目は「みそタンメン」でした。
ふむふむ・・・次回は是非トライしたいものです。


さ〜てお腹がいっぱいになったので、消化するまで温泉でまったりしましょう。
というより、この温泉が一番の目的なんですが・・・

古町温泉赤岩荘 0241-76-2833 (水)定休 09:30〜20:00
福島県南会津郡南会津町古町太子堂186−2 (外来者600円)
温泉DATA
泉質:ナトリウム−塩化物泉(中性高張性高温泉)、泉温:53.4度、湧出量:152リットル/毎分


建物前の駐車場には車が結構止まっていました。
玄関を入りすぐ右手の小さな窓口で入浴券を購入するのですが、町民と外来者の2本立ての料金設定です。
去年?までは、入浴だけの料金と休憩所も利用する場合の料金の2本立てだったようですが
現在は休憩所利用込み料金のみと改悪されていました。

内湯は赤くないのですが、お湯は良く、狭いながら風情もあります。

雪山を見ながらの露天、なんと言ってもこの赤いお湯が「効く〜っ!」という感じがします。

車が多かったので混んでいるのかなぁ?と廊下を進むと、休憩室の中から人の声がザワザワ・・・
更衣室には出るために着替えている人が2人のみ、内湯は誰もいませんでした。(^^)v
シャワーと洗い場の付いている内湯は赤くないのですが、赤くなる前の濁り湯風でなかなか良かったです。
でもやはり露天風呂が気になるので早々と移動しましょう。
女性用内風呂からのみ裏通路でそのまま露天へ移動できるのですが、
この通路の渡り廊下、掃除がされておらず砂埃や落ち葉でじゃりじゃりと気持ちが悪い!
しかも渡り廊下が切れた最後の1m位は、雪と雪解け水の中を裸足で歩く羽目に・・・(>_<)

でもその先の露天風呂は最高♪ そして本当に赤いお湯なんです。
朝一番の汲みたては透明に近く、空気にふれると見る見るうちに赤くなるそうです。
源泉が流れ出る所にコップが置いてあり飲泉可なので、
指先にちょっとつけて舐めてみたら、しょっぱいだけでなく錆びくさい味でした。

湯槽は並んで2つあり、源泉が流れ出る方が熱く、もう一方は少しぬる目になっています。
熱い方で温まった後、雪を頂く山々を眺めながらぬるい方に1時間近く入っていました。


芯まで温まって車に乗ったので、フロントガラスが曇る曇る・・・(^o^)

お宿までの間に行きたい温泉(共同浴場)が2箇所あるのですが、
せっかくの赤湯を違うお湯で消したくないので、温泉はしごは打ち止めにし、前沢曲家集落へ向かいます。

曲家とは・・・
L字形の平面を持つ民家を曲家(まがりや)と呼び、突出部に厩を設け農耕馬と共に生活していました。
他の農村地にも曲家は存在しますが、旧舘岩村の曲家が他の地方と異なるのは、出入口が2ケ所ある点だそうです。

↑集落入り口の水車小屋 ポインタしてね



程よい時間になったので、本日のお宿ホテル・アクシオン会津高原へ向かいます。

チェックインの際、夕食はバイキングと言われてしまいました。(>_<)
スキー滑走可能な期間はバイキングの場合もありと記載されていたのですが、
その「場合」という言葉に期待をしていたのですが・・・仕方ないですね。

お部屋は2人なのにツインではなく和洋室だったのでラッキーです。
ず〜〜〜っと我慢してきたので、早速ビール♪

やっぱエビスはうまい♪ そしてたまには黒ビールも♪

さ〜夕食です。う〜ん、夕食でビュッフェはやっぱり味気ないですねぇ・・・
子供連れのファミリーには好評のようですが、やはり春休みは避けるべきでした。
でも1品毎のお味は良かったです。

お刺身 ステーキ、スモークサーモン、鴨など ちらし寿司
他にサラダ、フルーツ、プチケーキ、コーヒーなど・・・ビュッフェだとついつい取り過ぎてしまいます。(>_<)

いつもなら、お宿に着いてひと風呂、寝る前にひと風呂、朝起きてひと風呂・・・
最低でも3回はお風呂を楽しんでいるのですが、
腕からほんのり鉄分の温泉の香りがするので、今夜はこのお宿のお風呂はパスしましょ・・・

和室でゴロゴロしながらTVを見、
0時を回ったし・・・とベッドに横になったとたんストンと寝てしまったようです。


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