策士、ローレンツ

GM「では、ローレンツが収容されている所に全員で来ました。    ローレンツ「おぉ……今度の尋問官は君たちか。成る程成る程……そう言えば始め    に迎えに来てくれたのも君たちだったね。」」 アンジェ「「……ローレンツさん。残念です、こんなことになるなんて。」 GM「ローレンツ「確かに残念だ……間違いだと分かって貰えると良いんだが……そう言    えば君はカーロッタ家の……ふむ……」では、誰か代表者が尋問してみてくれ。」 アンジェ「……なんですか。私の家に何か?……多分、一番目の良さそうなザインの人に      お願いしましょうかね。あ、気合で支援しましょうか?」 ザイン「尋問は目標値9ですぞぉ……気合いも使いますか。」 アンジェ「気合い一点消費でザインの目標値を+1します。根性強いよ(笑)」 フューゼル「そればっかりですね……同じく二点消費でザインの目標値+1で。」 レクス「同じく支援します。二点消費〜」 ザイン「5点消費しましょうか+5で……合計17ですね。」 アンジェ「おお……!任せてよかった……(笑)」 ザイン「とりあえず、12成功ですが……?」 GM「……ふむ。それだと……あ、モニカ大尉は一応違う部屋で話を聞いていますよ?話    を聞かれているから……ここは筆談で、と言うことで。    ローレンツ(そう言えば我々の組織にクリスティアンと言う者が居たが……それは    アンジェ、君の友達だったよね?)」※以降筆談内容は()でくくる アンジェ「(……はい。それが何か?)と書きつつ台詞では『お答えすることは出来かね      ます。ご了承を』と。」 GM「ローレンツ(全てを君に任せよう。頼む、私を自由にしてくれ。資料を届けなけれ    ばならないんだ。)」 フューゼル「誰に届けるのを聞いてからなら……(笑)」 アンジェ「(……出来ませんね。私にそこまでの権限はありませんし。あったとしても認      めません。)」 GM「ローレンツ(君たちの予想通り私は『グウィネヴィア』の者だ。そしてアンジェリ    カ、君はクリスと内通している……つまり同罪なんだよ?ここで私がそのことを公    表するより手を組んだ方がお互いのためだとは思わないかい?)」 アンジェ「(それに、内通していた訳ではありません。接触を持ったのはクリスの側です      し……私は『グウィネヴィア』に協力したつもりはありませんので。)」 GM「ローレンツ(だとしても周りがそう受け取ってくれるかな?事実、君はそのことを    誰にも知らせて居ないじゃないか。)」 ザイン「マズいな。これではどちらが尋問されているか分かったものではない……」 GM「まぁ、尋問技能目標値17あるし……この辺の会話トリックは慣れですね(笑)」 レクス「取り合えず静観してます。」 アンジェ「(……全て、謀り事だとしたら?クリスを油断させ、全てを秘密裏に進めてい      るのだとしたら?……誰にも?部隊の面々には既に。彼らが『個人の判断』で      知らせていないとも限りませんよ。私、あまり人望無いようですし。)一世一      代の大博打で。」 GM「ローレンツ(だから、全てを任せる、といっただろう?どのように行動するかは君    に任せる……が、協力した方がお互いのため、というのは間違っていないと思うよ?    (ニヤリ))」 ザイン「この男、滑稽な風を装ってはいるがそこら辺に居る人間とはひと味もふた味も違     う……」 GM「ローレンツ(なんなら書類は諦めてもいい……私の頭の中に残っている分だけでも    役に立つから。これが私に出来る精一杯の譲歩だよ?)」 アンジェ「(……私には一族郎党が、家の名前がありますから。国は裏切れません……誤      解であっても殉死する覚悟は出来ています。)」 GM「そこまで覚悟があるなら仕方ないな……    ローレンツ「……協力者のアンジェリカ君。私を助けてくれるんだろう?」と、モ    ニカに聞こえるように発言しますね。」 ザイン「ほぅ、『協力者』とは?一体何の話ですか?ローレンツさん。」 GM「ローレンツ「おっと、聞こえてしまいましたか、失敗失敗大尉に聞かれてしまいま    したか。これは脱出できそうにありませんねぇ……(ニヤリ)」」 フューゼル「傍聴されている事を判っていてそんな事を言っても説得力ありませんよ?」 GM「ローレンツ「傍聴されていましたか……気付かなかったよ(ニヤリ)」    モニカ「アンジェリカ……この書類出所を言わないから独自に調べてみたんだけど    ……貴方が夜の公園で……ローレンツが持っていた資料にあった『クリス』と話を    しているところを目撃されているのよ……状況証拠でしかないけど……私は貴方を    ……いえ、貴方の部隊を拘束しなければなりません。」」 アンジェ「……ええ、事実です。釈明はしません。どうぞお好きに……准尉、後は任せま      す。憲兵を呼んできてください。」 GM「まぁ、モニカの顔は青ざめていて……普通にショックを受けている感じかな。フュ    ーゼルの方を気にしているような感はあるが……それを知られまいとしている感    じ、と思ってくれれば。」 レクス「……待て。その情報を持ってきた人物は本当に信用できる人間なのか?」 GM「モニカ「えぇ……夜に散歩をしていた一般人よ。私達を騙す必要性なんてないわ。」」 ザイン「アンジェ隊長とクリスの顔がどうして分かったんでしょうかねえ……?」 GM「『スネークハンターズ』はニュースで既に写真入りで新聞記事にされているので有    名ですし……一話でアンジェはクリスのことを報告しているので、書類の出所とし    てクリスを疑っていたわけですよ。で、ローレンツの持っていた資料には写真入り    でクリスの個人情報が記載されていましたので、それを見せて人物照合をしたわけ    です。」 ザイン「……穴らしき穴は無いですね……」 アンジェ「見られていると言う可能性には失念してましたねぇ……仮面でも被ってればよ      かったか(苦笑)」 レクス「だったら良く似ていた別人の可能性もある。大体、一般人が正確に顔を覚えてい     るとは思えないし、時間が夜なら尚更だ。」 ザイン「複数の人間が別々に目撃していたなら、どうだかなあ……」 フューゼル「密会したのは事実だからそれを否定は出来ませんしねぇ……」 レクス「あんたらは隊長を助ける気がないのか?(笑)たまたま相手が有名な隊長に似て     いたから隊長と思い込んだのかもしれないぞ?と、畳みかけよう。」 GM「モニカ「アンジェ……嘘……よね?」と、レクスの言葉に後押しされつつ。」 アンジェ「もういいわ、レクス……全て私の独断です。彼らに罪は無い……見苦しく嘘で      飾るよりは、素直に認めて銃殺にでもされましょう……」 レクス「アンジェが諦めたのならもう何も言いません。忌々しげにアンジェから視線を逸     らします。」 フューゼル「まったく、たいした策士ですね、ローレンツさんは。」 アンジェ「……そうですか……みんな、ごめん……接触を取ってきたのはクリスの方から。      私は一方的に情報を渡され、彼には一切の情報を提供していません。クリスの      真意は不明ですが……現在まで報告を怠っていた事は完全に私の落ち度です。      裁かれるのならばそこでしょう……母に宜しく伝えておいてください。」 フューゼル「部隊を混乱させてその隙に……ですか?自分の身を犠牲にして資料を取るつ       もりなのかそれとも自分が脱出する隙を作るのか……どちらにしても姑息な       手を使う。それでなくても有名部隊の反逆疑惑は帝国にとって痛手だ。そこ       まで考えていたとしたら、ある意味賞賛に値しますね。」 ザイン「凱旋しちゃいましたしねぇ……」 GM「モニカ「アンジェ……隊員は……このことを知って……?」」 アンジェ「……いえ、完全に私の独断です。」 GM「モニカ「……本当に?……本当よね?」」 アンジェ「ええ……姑息なローレンツが何を言おうと無視してください。全ては私の失態      です。」 GM「モニカ「信じたいけれど……詳細な調査が行われて隊員達の関与も徹底的に調べら    れるわ。私は……弟を助けたいの。本当のことを言って。貴方だけが犠牲になろう    としてもそれは無駄だから!もう……あの時みたいな思いは沢山!家族を、家族に    なる人を……亡くすのは……もう……」」 フューゼル「……っ!」 アンジェ「……『あの時』?」 ザイン「ところで、私はモニカ大尉の話を聞きつつローレンツを見てるんですが。ローレ     ンツはどんな顔をしてるんでしょ?」 GM「ん〜ポーカーフェイスというか、にやけた笑みを張り付けている感じ?」 ザイン「……不気味だな。まるで踊らされているかの様だ。と思いつつローレンツを警戒     しています。」 GM「モニカ「……私のことを調べていたのなら知っているでしょう?母を……ベルを…    …私はあんなのはもう沢山なの。母はあの時……『二人で捕まるよりは一人でも助    かった方がいい。』そう言って私に連行させたわ……あんな……自分で自分の家族    を捨てるのはもう沢山なの!だから……お願い。本当のことを言って……アンジ    ェ。」」 ザイン「大尉が重大な発言をした為ローレンツがこれを聞いてどう思ったか気になります     ね。」 GM「ローレンツは……まぁ、ニヤニヤは止めて表情を出さない感じで。」 レクス「今のところ状況証拠だけど、自白すると立場は決定的ですよ?本当にモニカの言     葉を信じますか、隊長?」 アンジェ「どうしたもんか……だから頭使わせるなよう!(苦笑)」 レクス「もう殴る。ローレンツは帰り際に絶対殴ったる!(笑)」 GM「モニカ「もし……彼の……ローレンツの言ったことが本当なら……私は……でも…    …助けたい。もう……失いたくない……」」 アンジェ「……これ以上話す事はありません。全て私の独断です。部下は本件には一切関      わっておりませんので……話は以上です……全ての始末は、私の手でつけよう      と思っていたのですが。……ガイロスを裏切った、裏切り者の始末は。」 フューゼル「姉さん……これ以上何か言っても言い訳に取られるかもしれないけど……ど       うもローレンツの策略に乗せられてる気がする。ローレンツは隊長とクリス       って人のことを知っていた。ならそれを利用しない手は無いんじゃないか       な?クリスって人がどういう思惑で動いたかは知らないけど、それすらも利       用する…そんな感じがする。隊長を信じるか信じないかに関わらず……その       男には気をつけて。何を仕掛けてくるか判らない。」 GM「モニカ「フューゼル……知っていたの……?」」 フューゼル「うん……少し前に、ね。うれしかった……よ?家族が…自分にまだ居たって       言うのは。」 GM「えーと……誰か盗賊技術一番高い人は……?ローレンツは『洞察力』持っているの    でデータが分かるわけですが……レクスかな?レクスは盗賊技術で判定をしてくだ    さい……これは読唇術と言うことで。読みやすくしてくれてはいるが……『他の人    に気付かれないように』と、ローレンツが始めに見せるので相殺されて修正は無し。」 レクス「気合いは使っていいんですよね?」 GM「構いませんよ。」 レクス「じゃあ気合いを4点消費で目標値は14で。一応、振りなおしの為に3点残して     おきましょう。皆さん、これでいいですか?」 アンジェ「支援しましょうか?」 レクス「その辺の判断は皆さんにお任せします。」 アンジェ「……後6点だしなぁ。残しておきます。」 レクス「では、目標値14で……(出目3)っしゃー!11成功!」 GM「おお、凄ぇ(笑)では……    ローレンツ(彼女がまだ信じられるかどうか分からない。済まないが私の素性はこ    こでは明かさないようにしてくれ。私はガイロス帝国の密偵だ。信じてくれるかど    うかは分からないが……)」 アンジェ「……諜報部の身分照会とかしといたら良かったなぁ。リーチェあたりのつてと      辿って。」 GM「そう言った能力持ってないから駄目ですな(笑)」 アンジェ「持ってないけどさぁ……」 GM「ローレンツ(密偵仲間からの支援情報としてアンジェリカとクリスの密会を聞いた。    私が脱出するために利用させてもらった。君たちには悪いが……これもガイロス帝    国のためだ。堪忍してくれ。それに……私だってここで死にたいワケじゃないから    ね。)」 レクス「(……分かった。その代わりといっては何だが一つ教えてくれ。タスラムとバロ     ールについて何か知らないか)と、同じく唇だけで。」 GM「(まぁ、判定には失敗しない……と)    ローレンツ(……済まないな。私はそれについては知らない)」 レクス「(……そうか。最後にもう一つ。クリスは……信用できる人間か?)」 GM「ローレンツ(直接会っていないから分からないな。アンジェと会っていたことを利    用させて貰っただけだ。それに……私が『グウィネヴィア』の者だったとしたら、    『クリスの資料』があると言うことが不自然だと思わないかい?『実働部隊の一人    であるクリス』の資料を集めていたという時点でガイロスの者であると思ってくれ    ても良いのではないかな?)」 フューゼル「仲間に関する資料が無いのも不自然だが。と言うか、利用する為に調べたと       も考えられるですし。」 レクス「(分かった。しかし、あんたがそこまでして届けなければならない資料とは何     だ?)」 GM「ローレンツ(『ゼネバスハンター』に潜入したと思われる諜報員を割り出すための    資料だ……もっともまだまだ不完全だが、ね)    まぁ、要するにローレンツは『クリスが落とした資料』に工作員として記載されて    いたのを信用して君たちが捕まえたよね?でも、ローレンツは『ガイロス帝国の密    偵』なワケよ。まぁ、本人の主張だけど。でも、それを言っても信用されないし、    よしんば信用されたとしても『ゼネバスハンター』に潜入した『グウィネヴィア』    の諜報員に干渉されて逃げられない可能性が高い。故に『素性がしっかりと分かっ    ているアンジェ』を仲間に無理矢理引き入れて逃げようとしているわけだ。で、そ    の際に拒否できないように『グウィネヴィア』の者として扱ってしまえるように…    …特にクリスの情報があったからね。共犯にしやすかった……と言うか、絶好の標    的だったワケで。」 フューゼル「くそう、トイレで捕まるような小物の癖に(笑)」 アンジェ「でも私が、自身の保身など端から無視するような人間だとは流石に思ってなか      った、と……?私的に『完全に嵌められたしー、弁解したり嘘ついたり推定工      作員の利になるようなことするくらいなら大人しく処刑されるわ。バカでご免      母さん。』ですし。」 GM「ローレンツの読みもまだまだと言うことです(笑)」 アンジェ「己の過失はきちんと償う。見苦しく生きるよりは華麗に死のう、騎士ってなそ      ういうもんです。」 フューゼル「語ってるし!(笑)」 レクス「(……成る程。確かに筋は通っているが…といって簡単に信用するのもな。何か     あんたがガイロスの密偵だという確かな証拠でもあるのか。)」 GM「ローレンツ(……ここから出られたら……フランク=ロゼ=リュッテと言う人物に    連絡を取ってみてくれれば……)」 フューゼル「またもや怪しい名前を……」 特別出演レイヴァー「駄目な親莫迦と言う印象しか……げふんげふん(笑)」 レクス「(フランク=ロゼ=リュッテだな。分かった……で、具体的にあんたは俺に何を     望む?)」 GM「ローレンツ(そこに行くまで協力して欲しい……私にはゾイドはないモノでね。一    人では逃げ切れる可能性はほとんど無い。君たちの部隊の作戦遂行能力なら十分だ    と判断した。故になるべく戦力を減らして欲しくないわけだ……話の流れからする    とモニカ大尉も脱出を手伝ってくれそうだが……私の素性は明かしたくないモノで    ね。)」 アンジェ「私は沈黙してます……」 レクス「モニカ隊長の他に話を聞いていた人は……?」 GM「居なかった、と言うことで良いです。気分転換というか、一縷の望みに賭けて君た    ちに話を持ちかけたわけですから。まぁ、昼飯後の休み時間にでもってところと考    えて置いて。」 レクス「成る程。じゃあモニカが納得すれば全員脱出は出来るという事ですね?」 GM「うむ。その後の追撃は自力で振り切って貰うしかないのですが。」 ザイン「モニカ大尉とアンジェ隊長は割と昔から知り合いだったらしいですし、やっぱり     殺したくはないのでしょうね。」 GM「モニカ「……アンジェ。貴方も逃げて……そしてフューゼルをお願い。」」 アンジェ「……みんな、隠し事ばかり。嘘つきだし……了解しました……クリスに会って、      一撃くれてあげないと……」 フューゼル「彼から押収した資料、それと彼の背後関係をまず洗ってからですね。逃げる       のもかまいませんが……僕も姉さんを犯罪者にはしたくありませんから。ど       うもいまいち彼の思惑……そして例の組織の思惑がはっきりしないですか       ら。」 GM「モニカ「そんなことをしている時間はないわ……明日の授与式に備えて警備の部隊    が集められて居るんだから。早く逃げられるならそっちの方が有利よ。」」 フューゼル「んー……どうも嵌められた気がしなくも無いですね。」 ザイン「大尉、私はどうしましょうかね?」 GM「モニカ「首謀者が居なくなったとして隊員は疑われるわ。悪いことは言わないから    逃げて置いた方がいいわ。」」 ザイン「そうですか。これが原因で共和国と帝国の間にヒビが入れば、私は死んでも死に     切れません。タダでさえゼネバス領の出身なのでね……ホントに逃げても良いの     かなあ。逃げたら余計に疑われそうなんだけど。」 GM「モニカ「貴方達が『グウィネヴィアの諜報員である』彼(ローレンツ)を拘束して    おけるなら実害はほとんど無くなるわ。お願い。」    まぁ、軍のスキャンダルは結構痛手なので公表されずに処理されるでしょうね。」 フューゼル「姉さん……いや、大尉。今回の件に関して、大尉以外に知っている方は?」 GM「モニカ「まだ私だけね……でも、まだ諜報員が居なくなった確証はないわ。それに    ……『ガイロス帝国の密偵』も居るとしたら、この状況で手出しをしないわけがな    いでしょう?」」 レクス「だが仮にこの場は逃げたとしてその後はどうするんだ?疑いを晴らさない事には     一生追われることになるぞ?」 GM「モニカ「えぇ……だから……『死んだ事にする』のよ。」」 フューゼル「それに姉さんが逃がした事はすぐに判りますよ……姉さんがそうであるよう       に、僕も姉さんが死ぬのには……耐えられません。」 GM「モニカ「馬鹿ね……この地位にいる時点でその辺りの処世術はあるわよ。心配しな    くて良いから。私の経歴に傷が付こうが……大事な人達が死なないのなら……」」 フューゼル「でも……さすがに隊員一同死亡……では明らかに怪しまれますよ?」 レクス「俺たちが生きている以上、いつかはバレるぞ?」 GM「モニカ「かくまってくれる人に心当たりはあるわ……リュッテ子爵が力になってく    れるはずよ。彼は共和国ゲリラとの繋がりもあるから。当面の時間避け稼げれば中    央大陸なりで身を隠せばいいわ。」」 アンジェ「リュッテ家は信用……できるとは思うが。だって娘がアレだし(笑)」 フューゼル「とりあえず娘がアレだからいいこと利用されてる感もなきにしも(笑)」 ザイン「本心を言わせてもらえば、大尉。私は逃げ隠れするつもりなどありませんよ。そ     れが命令だと言うなら、話は別ですが。」 GM「モニカ「それで動いてくれるのなら……命令として受け取ってくれて良いわ。」」 ザイン「命令、ですか。しかし、レクスさんの言うとおり、いつまでも身を隠している訳     にはいかない。」 GM「モニカ「では、ここに残って……死ぬつもり?」」 ザイン「それが最良だと思えばそうする所ですが、私が死んだ所で何も変わりません。」 GM「モニカ「なら……弟の力になって上げて。命令と受け取ってくれても良いけど……    これは私の本心からの『お願い』よ。」」 ザイン「ですが、後々連絡が付くようにしておかなければ、身を潜めたまま身動きが取れ     なくなります。」 GM「その辺はリュッテ子爵に頼めば連絡は取れると思います。状況にも因るけどね(笑)」 アンジェ「……クリスを捕まえて、全部聞き出して。ついでに『グウィネヴィア』を壊滅      するなりすれば身の潔白なんていくらでも立てられます……ぐだぐだ言うのは      後!まずは進みましょう!」 レクス「あんたのその軽率さが今の状況を招いてるんだ。少しは考えろ。」 アンジェ「……はい、そうでした。」 レクス「……取り合えずローレンツから押収した資料とやらを見たいんだが、見せてもら     えるか?」 GM「モニカ「ええ……でも、彼には渡さないように……」」 レクス「……了解した。じゃあ見せてもらえるんだな。」 GM「資料は渡して貰えます。読むのなら……盗賊技術で判定を(ニヤリ)」 レクス「またかー!もう気合いないぞー!?」 アンジェ「むぅ……それには支援。目標値+1して下さい。」 ザイン「私も支援します。」 フューゼル「同じく支援しておきましょう。」 ザイン「ついでにカリスマ使用します……全員3点回復してください。」 レクス「どもです〜。じゃあ合わせて目標値13。自分は振りなおしの為に気合いはとっ     ときます……7成功です。」 GM「おお……では、受け取った資料には『書き換えられた痕跡』が見られますね(ニヤ    リ)」 アンジェ「……はい?うわー怪しー怪しーっ!」 レクス「……で、これは預かったままでいいのか?と書き換えには気付かない振りで。」 GM「モニカ「ええ……私が持っていても役に立たないし。」」 アンジェ「どうでした?」 レクス「特に問題はない。気になるなら後で見せる。取り合えず今は今後の行動について     考えよう。」 フューゼル「僕は……僕はもう一人に戻るのは……嫌……だよ?」 GM「モニカ「……大丈夫よ。アンジェもレクスも……みんな居るでしょう?会えたのは    嬉しいけど……もう大人なんだから……」」 レクス「ええい、女々しい!俺は一人じゃぞ、コラ!と思ってみたり(笑)」 アンジェ「っていうか、アンタはホントに二十歳か(笑)」 ザイン「歳が幾つでも、親兄弟と永遠に分かれるのは抵抗があると思うがの……」 GM「今生の別れというわけでは……まぁ、それにならないと言う保証もないけど。」 フューゼル「だから……約束してください。何があっても……」 GM「モニカ「大丈夫。伊達に隊長なんかやっていないんだから……さ、時間がないわ…    …騒動を起こすからそれに合わせて脱出して。」んぢゃ、大尉に促されてみんなゾ    イドに乗って待機していてくださいな。」 フューゼル「(モニカを抱きしめて)一人になって……生きてる気がしなくて……でも、       やっと見つけたんだ。必ず……必ず帰ってくるから。」 GM「モニカ「えぇ……その頃には良い相手でも見つけて。幸せになったフューゼルが見    たいわ。」と、笑って見送ろう。」 レクス「……それは暗に数年は会えないだろうと言っているのか?(苦笑)」 アンジェ「ミェーチ……なんだか大変なことになっちゃったみたい。ご免ね……」 GM「モニカ「ルードヴィヒをエナジーライガーに乗せるわ……それで確実に騒動になる。    それを私が止めるからその間に……」    クラウス「どうせ奴の余命はもう……なら、本人の希望通り戦って死なせてやろう    じゃないか。」」 ザイン「こちらザインハルト。『レジメントサポーター』出撃準備完了。いつでも出られ     る!」 レクス「ローレンツ、モニカ、クリス……誰が何を企もうと関係ない。俺は俺の目的を果     たすだけだ……」
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