一石二鳥のアルバイト?
GM「では、『ゾイテック研究所』へ。 ヘレン「はーい、詳しいことは秘密だけど普通に動いて貰えばokだからー」と研 究員の人が説明してくれる。今回実験に協力する人は君たちしかいないっぽいね。」 アンジェ「おやおや……あんまり集まらなかったのかな。神妙に聞いてましょう。」 GM「ヘレン「じゃあ、色々と実験の手順とか説明しますから良く聞いて置いて。まず『装 備を全て預け』てから『浴室に行って体を洗った』後『データ収集用の電極入りの 服に着替え』て『特殊装備を一時的に装備した機体』で起動実験などを行います。」」 アンジェ「……わあ不安(汗)」 フューゼル「むっちゃ不安ですね。」 クラウス「動きづらいな……」 レクス「他に人がいないので当然こちらへの警戒も強くなりますしね……」 GM「あ、研究施設は基本的に人が居ませんよ。みんな実験室とかに籠もったりしている ので(笑)」 クラウス「ほー、それは都合がいいな。」 GM「ヘレン「機体とのシンクロ、パイロットの脳波、血圧……等々計るから専用の服が 必要なのね。納得してね。あと、企業スパイとかがいないとも限らないので二日間 は装備を預からせて貰います。盗聴器とか記録媒体とか持ち込まれるのを防げる し。」」 アンジェ「は、了か……わかりました。」 クラウス「とりあえず研究施設の構造を建築学で予測してみます……0成功だ。」 GM「では、内部は大雑把に分かれて『生活施設』『データ管理用施設』『実験施設』が ある感じかな。」 クラウス「預ける前に特定の場所に装備を隠したりできないかな?」 アンジェ「……探されそうだからやらない方が無難では?」 GM「で、手順などで気に入らないところがある人はここでお帰り願うわけですが……誰 か居るかな?」 アンジェ「……背に腹は替えられない。手順に従い大人しくバイトしてましょう……」 レクス「バイト代はいくら?」 GM「一人五千と言うことで。んでは浴室に連れて行かれて服も含めて装備を全部取り上 げられますね。で、女風呂の方へ視点をシフトしましょう……え〜と、アンジェは 見たことのある人が浴槽に浸かっているのが見えます(笑)」 アンジェ「……おや?つか、男女別か。」 フューゼル「……混浴だと思ったんですか?(笑)」 アンジェ「いや、時間帯で分けるかな、と思って。」 GM「今をときめく大企業ですよ?風呂の他にもサウナやら卓球台やらスパ施設は揃って いますって(笑)」 クラウス「凄い偏見を感じるが……まぁいい(笑)」 ザイン「スパ施設って……美容院系の施設を指すから卓球台は違うんじゃ……?(笑)」 GM「細かいことは気にするな(笑)」 レクス「で、結局誰が居たんですか?」 GM「レオノーラ「むぅ……そんなに垢とか出るのかなぁ……?」」 レクス「出たなアホ娘!(笑)」 アンジェ「……ぶっ!……なるべく顔を合わせないようにしよう、うん。ヘンなところで 正体がバレてもなんだ(汗)」 GM「レオノーラ「あ、アンジェリカさん。こんな所で奇遇ですねぇ〜」」 フューゼル「正体ばれるの早いな!(笑)」 レクス「大丈夫だ、隊長。こいつアホだから上手くやれば誤魔化せ……」 アンジェ「っ!(思いっきり転ける)……あ、れ、レオノーラ、お、お久しぶりです…… (引きつり笑い)」 レクス「しまった、隊長もアホだった!(笑)」 クラウス「酷い言われようだ(笑)」 GM「レオノーラ「休暇ですか?でも、休暇中にバイトってして良かったんでしたっけ?」」 アンジェ「あ、い、いえ、一身上の都合で軍を抜けたんです。いろいろ秘密にしているん で、なるべく私の事は『ここで初めて会った人』扱いしていただけるとありが たいんですが……」 GM「レオノーラ「あー……軍って堅苦しいですもんねぇ……そう言えば……私はいきな り『ゾイテック』へ戻れ、って命令受けちゃったんですけど……レクス君は元気で すか?」」 アンジェ「「……レクス、ですか?……ええ、元気ですよ。」 GM「レオノーラ「あれから『タスラム』について少し聞いてみたんですけど……どうも 今の私の愛機みたいです。」」 アンジェ「……そう、ですか。それは……今度会う事があったら、レクスにも伝えておき ますよ。と、別行動中を装う。」 GM「レオノーラ「クリスさんも軍を抜けたって話でしたし。戦ってばっかりだと嫌にも なりますしねぇ……」」 アンジェ「え、ええ、まあ……。世界を巡って自分の見聞を広めてみるのもいいかな、と。 武者修行、かな。」 GM「で、そんな世間話をしていると……『女性用のデータ収集スーツがありませんので 少々お時間を……』と浴室の外から声をかけられるわけですが……その声にも聞き 覚えがありますね」 アンジェ「……誰?元上司?」 GM「その声の主は……予想に違わず……クリスです。」 アンジェ「……そっちか。緊張して声を聞いてよう。」 GM「と言うところで今回はここまでにしたいと思いますわ(笑)」 クラウス「番組みたいなタイミングで切ったな(笑)」閑話閑談
GM「ソニアがワイツタイガーに乗っていたのはソニアのPLの人の希望ですので私のせ いじゃありません(笑)」 アンジェ「危うく死に掛けました……」 フューゼル「死ななかったからクリスに会えたじゃないですか。でも、クリスと隊長の再会 場所はいつもアレだなぁ……(笑)」 アンジェ「……何してんだあの男はよぅ(汗)」 レクス「風呂場と言えば……隊長、レオノーラは絶対に誤魔化せましたって、アレ……」 アンジェ「一瞬「?あんぢぇりか、ってダレですか?私アンジェラ、言いマスよ?」とボ ケかけてそれはキャラじゃないだろう、と(笑)」 レクス「それに『タスラム』が今の愛機らしいが……だったら前のパイロットも調べとけ よ!(笑)」 GM「あ、ちなみにレオノーラが『タスラム』に付けた名前は『アジ・ダハーカ』ですな。」 フューゼル「龍か!龍なのか!?」 GM「三頭龍って格好良くない?(笑)」 フューゼル「……ガイリュウキだろうか?」 アンジェ「『バロール』がセイスモ、ですからねぇ……」 クラウス「そんなに素直かなぁ……?」 GM「人を何だと思ってるんだ(笑)」意外な再会?
アンジェ「何故か風呂場でクリスと再会しかかってるんでしたっけ……」 GM「アンジェは偽名を使っていると思われるので、クリスはまだ気付いてませんよ。」 アンジェ「まあ、気付いてないなら気付かないままに。呼び出しみたいな感じ?」 GM「服がないからもうしばらくお風呂でくつろいでいてくれ、って伝えに来たわけです ね。」 アンジェ「声出したら流石にわかりそうだねぇ。応対はレオノーラに任せつつ黙ってよう。 こんなところで何やってるんだ、とか思いつつ……状況的に『あなたこんなと ころでなにやってるですかー!』と問い詰めるのはアレだし。」 ザイン「服もありませんしねぇ……」 フューゼル「トイレ、風呂と来て次の再会場所は何処だろう……(笑)」 GM「レオノーラ「あれ〜?クリスさん、私のは流用できないんですか〜?」 クリス「サイズが違うからな。女のゾイド乗りが実験に志願してくるってのは珍し いし。」等と言いつつクリスは去っていくね。 レオノーラ「さっきの人が軍を辞めたって言うクリスさんですよ。結構格好いい人 ですよね〜」レオノーラはクリスとアンジェが知り合いだと言うことを知らなかっ たはず(笑)」 アンジェ「……あ、そうなんだ。その、クリスさんはここで何してるか知ってる?」 GM「レオノーラ「お仕事じゃないんですか?テストパイロットって訳じゃないみたいで すけど……」」 アンジェ「お仕事、かぁ……つい最近まで暗黒大陸に居たくせに。やっぱり『グウィネヴ ィア』の活動と関係でも……?」 GM「では、場面は変わって男共(笑)装備も取り上げられてしまいますし、実験の準備 も滞り泣く進ので抜け出すような隙がまだありません。」 フューゼル「コードに繋がれたりするのかな……」 クラウス「全てに監視カメラがついてると考えるべきか…カメラの位置は確認できるか?」 GM「カメラは一部屋に二台程度ですな。君らの技量なら多少の細工で無力化することも 可能でしょう。まぁ、取り敢えずは実験ですが。 ヘレン「とりあえず、機体を起動したら取り付けたシステムを起動してね。後は脳 波とか全部勝手に計ってくれるから。あ、気持ち悪くなったりしたら無理せずに止 めてね?」」 クラウス「了解。システム起動ー」 GM「ヘレン「そのシステムが起動しているときに感じたことは些細なことでも良いから 教えて貰えると助かるわ。」」 アンジェ「楽しそうな実験だなぁ……ゾイドの脳波コントロールとかそんな感じ?」 GM「詳しい情報は公開されませんな。謎のシステムを起動すると……そうだねぇ……い つもと違う感じがしますね。妙にゾイドが攻撃的な感じというか……自分もいつも 以上の破壊衝動に駆られるとかそんな感じ?」 ザイン「オーガノイドシステムじゃあるまいし……」 フューゼル「システムは単体ですか?それともなにやらゾイドなり人工コアなりに接続さ れて?」 GM「それぞれの機体にインストールされてますね。あと、ゾイド本体にも多少の細工は されていますが大規模なモノではありません。」 フューゼル「機体は?」 GM「自分のですよ。シンクロとかの関係で愛機じゃないとしっかりとしたデータが取れ ませんし。」 フューゼル「機体見られたらアンジェはばれるんじゃ……?」 GM「や、その辺は技術流出しているから民間でもパチモンが作られているとおもいねぇ (笑)じゃないと最新鋭機使えないしね。」 クラウス「いつも通りいい加減だな(笑)」 GM「そっちの方が楽だからだよ(笑)で、今の気分を感想文として書きなさい、と言わ れたらまず間違いなく『コロスコロスコロスコロスコロス……』とか『憎い憎い憎 い憎い憎い憎い……』とかになるかな?」 クラウス「く……っ。なんだこのシステムは…精神にまで影響するのか……?」 フューゼル「……目標……敵……殲滅……」 アンジェ「わぁいすげぇ楽しそう(笑)」 GM「では、実験に参加している三人は気合い判定をしておくれ。」 フューゼル「……2成功してしまいました。」 クラウス「……4成功だ。失敗したかったのか……?」 ザイン「……0成功です。駄目か……?」 GM「全員成功したので悪い影響は受けずに済みます。で、三成功以上したのは……クラ ウスか。クラウスは黒い思念……つーか、違うゾイドの意志というか、そんなのが 感じ取れました。」 フューゼル「……次以降の実験に期待するか(笑)」 GM「ヘレン「は〜い、ご協力ありがと〜……データは取れたので、後は自由時間にして ちょーだい。あ、何か後遺症みたいなのがあったら無理せずに私達に言ってね〜」 と、これで実験は終了らしいですね。で、ゲストのIDもらって生活施設の方は自 由に使える状態となります。」 クラウス「……なんだったんだ……あれは……?システム自体が……?あぁ……そう言え ば攻撃的になる以外に何か変化あった?」 GM「何か変化……そうだねぇ……攻撃の命中に+1と全ての攻撃威力が+1くらい? (笑)」 フューゼル「ボーっと突っ立ってます。キメラ系のシステムのテストなんですっけ?オー ガノイド系だとケニやフューラーに拒絶出そうだしなぁ……」 GM「詳しいことは何も聞かされていませんね。『実験』と言うだけです。」 アンジェ「まあ、外部のバイトに実験の詳細は明かしませんわね。」 フューゼル「キメラは工場が隣接してるだけか。」 ザイン「発掘品の危険度調査でしたよね。一撃で惑星Zi全土を灰燼に帰す、旧文明の超 兵器とか?(笑)」 アンジェ「ある意味そういうものが発掘されてたと思います……半世紀くらい前の旧文明 ですけど。」 クラウス「で、あるのは生活施設とデータ施設と研究施設だったっけ?」 GM「『生活施設』『データ管理用施設』『実験施設』ですね。」 クラウス「全部隣接?」 GM「三角形に配置されていると思ってくれてokです。もっとも実験施設は広いけど。」 アンジェ「とすると、データ管理用施設ですかね。当座用がありそうなのは。」 クラウス「データ施設のほうの警備を確認しておこうか。」 GM「IDによるロック、監視カメラ、その他警備装置くらいかな。人は居ないようです ね。で、何か行動するなら宣言宜しく。」 クラウス「人が居ないなら盗賊技術があればなんとでもなるか……技能高い人……ってい たっけ?」 フューゼル「盗賊技術が得意な人は今居ません……とはいえ最高は10ですが……あれ? 僕も気が付いたら10ですね(笑)」 クラウス「俺目標値7しかないんだが。」 アンジェ「気合を込めるんですよ(笑)」 クラウス「毎回じゃ絶対保ちません(苦笑)で、複数で行くと気付かれる心配も増えそう だから俺としてはフューゼルに頼みたいんだが……様子を見るか?」 フューゼル「とりあえずはこっちはまだ様子見のつもりで……初日なので。」 GM「時間を進めますわ。女風呂〜……『実験用のスーツが出来たので準備してく……い や、準備お願いします』と声が聞こえる。」 アンジェ「……むう。レオノーラの後に続いてそ知らぬ顔で準備を始めよう。」 GM「レオノーラ「クリスさ〜ん、今日はどんな実験?」 クリス「発掘した奴を応用した装備らしいが……俺も詳しくないんでな。」等と会 話をしながら準備し終えて浴室の表に出ると案内役にクリスが居るわけですよ(笑) クリス「っ!?アンジェ!?何でこんな所に!?」 レオノーラ「あ〜アンジェリカさんと知り合いだったんですか?」」 アンジェ「え、あ、え……わ、ワタシアンジェリカ違いマスよ、アンジェラいいマスよ… …ってレオノーラぁ!」 フューゼル「恐るべし頭悪い娘同盟(笑)」 GM「レオノーラ「でも、アンジェリカさんはさっき知らない様な素振りを……って…… ははぁ〜ん……え〜と、実験はいつもの所でしたよね?先に行ってますね?」とか 言って走っていってしまいます(笑)」 アンジェ「……いやその、なんというか、これには色々と深い事情があって……というか、 クリスこそこんなところで何やってるの?と、レオノーラが去っていった後 に。」 GM「クリス「何って……仕事の一環だ。お前には関係ない。」」 アンジェ「……そう……いろいろやってるんだね。『グウィネヴィア』の工作員かと思え ば、『ゾイテック』で働いてたり……」 GM「クリス「……俺のやっていることがそんなに不服か?別にお前の損になるような事 じゃねぇだろ?」 アンジェ「……確かに、そうだけど。でも、知ってる人がなんだか良く解らないところで、 よく解らないことをしてるっていうのは気分が悪いよ……」 GM「クリス「……っと、そう言えばお前の部下にレクスって奴が居たよな?元気か?」」 アンジェ「レクス?……ええ、元気よ。でも、彼がどうしたの?」 GM「クリス「丁度良いから渡して貰おうと思ってな……形見を。」」 アンジェ「……形見?」 GM「で、クリスは近くにあった社内電話でちょっと話を……『この女はちょっと預かる。 実験は明日に回させろ』とか言ってる(笑)」 クラウス「権限あるなぁ……」 GM「クリス「ここじゃちょっとな……俺の部屋に来てくれ。そこで話せることは話して やる。」」 アンジェ「……はい?……え、あ……ん、わかった……どきまぎしながらついて行きまし ょう。」 フューゼル「楽しそうだなぁ……(笑)」 GM「クリス「この間は喋れないことばっかりで……馬鹿なお前が最悪の方向に行ってく れたからな。今度は気を付けるって事だよ。」」 アンジェ「……そっか。ごめん……」 クラウス「おーおー、若いってイイネェ(笑)」 ザイン「台詞取られた!?(笑)」 GM「で、彼の部屋に着くと何かゴソゴソと探して……少ししてそれを持ってくるわけで すよ。 クリス「これをレクスに渡して欲しい。『必ず帰ってくる、その約束を守れなくて 済まない』と言っていたと……」クリスはレクスを育てた老傭兵の最期を看取って おり『勝ち気なレクスが敵討ちを考えるだろうからそれを止めてやってくれ』と言 われていた訳ですね。」 アンジェ「これは……?」 GM「え〜と、レアメタルをあしらってあるお守りの様です。このお守りはダイスを振る ときに『幸運』の効果を受けることが出来ます。ただし、一回だけ。なお、お守り の価値は一万ね(笑)」 フューゼル「守って壊れるんですね?(笑)」 GM「そんな感じ(笑)」 アンジェ「わかった。渡しとくよ……お守り、かぁ……とりあえず預かっておきましょう。 ポケットかなにかに入れて。」 GM「クリス「『グウィネヴィア』が『ゾイテック』と関わりがあるって分かってるんな ら……俺がここで何をやっているのかも想像が付くんじゃないのか?」」 アンジェ「……『タスラム』と『バロール』、それの開発ってところ?……クリス、レオ ノーラから聞いたよ。彼女、『タスラム』に乗ってるんですって?……教えて。 『タスラム』と『バロール』って、何?」」 GM「クリス「……『バロール』……そして『アンサラー』は『グウィネヴィア』最強の ゾイドだ。そして『タスラム』はそれを倒せる可能性を持つゾイド……まぁ、三機 とも俺達の切り札だな。そして……その情報を探っていた傭兵を実験と称して『タ スラム』で倒した。レオノーラは気付いていないが……それがその形見の持ち主 だ。」」 アンジェ「切り札……そんなものを使って、『グウィネヴィア』は何をするつもりなの? 戦争を続けて金儲けをするんなら、今のままでも充分じゃないの?」 GM「クリス「『グウィネヴィア』としては『ゾイテック』の技術力向上ってだけだろう な。いや、『ゾイテック』が実験で作成したゾイドを『グウィネヴィア』が使って いるだけかも知れないが……だが『俺達』なら戦争を終わらせる切り札となりうる んだよ。」」 アンジェ「……『俺達』?『グウィネヴィア』の中に、まだ別の目的を持つ組織があるの?」 GM「クリス「前も言っただろ。戦争を終わらせるって。戦争を終わらせる、と言っても 誰も傷つかないで終わらせるのは無理なんだよ。だけど、このまま犠牲者が増え続 けるよりは……いや、どっちが良いかなんてわからねぇな。」」 フューゼル「姉の人がますます敵っぽいです(苦笑)」 ザイン「仲間だと思ってた者同士で凄惨な死闘を演じる事になた場合はどうしよう(笑)」 GM「クリス「まぁ、詰まるところ自己満足だな。止めるな、とは言わないが……これ以 上邪魔をするなら覚悟しておけ、としか言えないな。」」 アンジェ「そっか……私は、国に戻らないといけない。汚名をそそぎ、帰らないと……そ のために必要なら、『グウィネヴィア』だって倒す。」 GM「クリス「戻ったって良いことなんか無ぇぜ?」」 アンジェ「……かもね……でも、私はアナスタシア・カーロッタ子爵の娘、アンジェリカ ・カーロッタだから。」 GM「クリス「……それに、あの国はそろそろ無くなるんだからな。」」 アンジェ「……え?どういう、こと?無くなるって?」 GM「クリス「この戦争が未だに続いている理由が分かるか?」」 アンジェ「……ネオゼネバスを倒すため、ガイロス帝国と共和国とが共闘して……あ……」 GM「クリス「全部ガイロス帝国が問題なんだよ。共和国ゲリラに資金提供してネオゼネ バス帝国に自国を攻められないように攪乱させている。ガイロス帝国が国力を取り 戻したら今度はネオゼネバスと戦争になるだうしな。」この辺はオリジナル設定で す。ご了承下さい(笑)」 アンジェ「でも、でもそれは!逆賊ネオゼネバスを討ち、中央大陸に安定を取り戻すため で!」 GM「クリス「どんな理由があったって……誰が好んで戦いたい?」」 アンジェ「……それは、そうだけど。でも……」 GM「クリス「どっちにしろこのままじゃ犠牲者が出続けるんだ。一を取って九を捨てる か。九を取って一を捨てるか。同じ捨てるのなら俺は一でいい。」」 アンジェ「解る、けど納得したくないって顔で口をつぐもう。」 GM「クリス「お前は自分に出来ることで頑張ればいいさ……世界最大の大悪党になるの は俺達だけでいい。成功すれば英雄だしな……それに、完成した『バロール』と『ア ンサラー』には勝てないよ。お前が悩む必要はないさ。」」 アンジェ「……嫌だよ。そんなのいやだ。私は……クリスに重荷を背負わせたくない。ガ イロス帝国を滅ぼす、なんて出来っこない、あなたを……好きな人を、大悪党 になんてさせたくないよ!」 フューゼル「……恐ろしい人だ(笑)」 GM「クリス「……っ!どうしても何かを捨てなきゃならないなら捨てるのは俺達が負う ……エゴだろうと何だろうと……ははっ……結局は自己満足って奴だよ。人間は無 力なんだ。その無力さを自覚したくないから振るえるだけの力を振るおうとするし、 より強大な力に憧れるんだ。所詮俺もそんな下衆な人間なんだ。」」 アンジェ「……デスザウラーだって、マッドサンダーに倒されたよ。絶対に勝てない、最 強のゾイドなんていない……」 GM「クリス「……一機じゃ無理だろうな。だが……ネオゼネバス……そしてキメラを採 用したガイロス帝国が存在する今だから『最強』のゾイドなんだ。」」 アンジェ「それは……まさか!?まさか、『バロール』と『アンサラー』って……敵キメ ラの強制操作が……?」 GM「クリス「……無駄に命を粗末にすることはないだろ。俺はお前に傷ついて欲しくな い。」」 アンジェ「それは私も同じ。折角再会できたのに、今度はクリスと永遠に別れるだなんて 耐えられない……それに、クリスが信念を曲げないなら……私があなたを止め なきゃいけない。ガイロス帝国軍人として。帝国貴族として……騎士として。」 GM「クリス「はっ……無くなる国に従って命まで捨てるのか?それじゃゼネバス帝国騎 士以下だぜ?」」 アンジェ「……でも、裏切れないよ。家族や、カーロッタ家を支えてくれてる一族郎党は。」 GM「クリス「国が無くなったらその保証もなくなるんだ。守ってやればいいじゃないか。」」 アンジェ「そうだね……だから、ガイロスを滅ぼさせるわけにはいかない……クリスがや らないと駄目なの?どうしても、クリスが必要なの?そうじゃないなら……止 めよう?それで、それで……」 GM「クリス「ヴァルカーン中尉との約束もあるしな……男の約束って奴だ。それに、自 己満足だって言っただろ?」」 クラウス「ヴァルカーン中尉って誰だ……?」 ザイン「クリスの上官でしたよね?」 GM「うむ。ガイロス帝国士官だった頃のクリスの上官。フルネームは『ベルンハルト= ヴァルカーン』享年24歳。」 アンジェ「そっか……なら、私はあなたと戦わないといけない。ガイロス帝国を守るため に……騎士として。」 GM「クリス「割り切れないなら割り切れないでいい……だけど、邪魔をしたら今度は俺 の手でお前を倒さなきゃならなくなる。それだけだ。」」 アンジェ「わかった……クリスを負かせて、引っ叩いて反省させて、それから思い出させ てあげるから。」 ザイン「手加減無しに殺されるかも知れませんね(笑)」 GM「私そんな目で見られてる!?(笑)」 フューゼル「自明でしょう(笑)」 GM「クリス「……いま、この場で、しかもそのナリで、か?笑わせるなよ。」」 アンジェ「……っ!?……と、言われて自分の格好に気付く(笑)あ、あんまりじろじろ 見るなっ!」 クラウス「何でそんな反応なんだ?」 アンジェ「いや、実験用のスーツと言えば体のラインが出る奴かと……(笑)」 フューゼル「流石だ……(笑)」 GM「クリス「まぁ、勢いで一日開けちまったからな……結論は急がなくてもいいだろ。」」 アンジェ「そ、そうだね……不思議だね。昔はずっと一緒だと思ってたのに。気がついた らこんなにも離れてる……」 GM「と言うところで場面転換〜男共どうぞ〜(笑)」 ザイン「食事を摂ってシャワーを浴びて、まあ後は夜になったら寝るだけね(笑)」 アンジェ「やる気ねぇ!(笑)」 ザイン「私の能力では忍べませんし(笑)」 GM「では深夜ですが……深夜でも昼間でも大して人の通りは多くなく……というか、ほ とんどおらず変わりませんねぇ。」 フューゼル「ううむ、初日から動いて良いのかな?」 アンジェ「捜索活動は男連中に任せているというに(笑)どうせ二日だけですし、ええん とちゃいます?バレなんだらええんですよ(笑)」 フューゼル「んー使えるなら日数はフルに使った方が良いかなぁ。とりあえず潜入してみ ましょう。」 クラウス「俺も侵入は得意でないので出来れば任せたいですな。」 フューゼル「つか、クリスに見つかってる時点で警戒される可能性が高そうですし、でき れば早めにかなぁ。なんか誘われてる気もしますが。」 ザイン「連絡取ってないから気付かないのでは?」 フューゼル「PL的に、ですけどね。」 アンジェ「取れる暇なんか無いです……」 GM「まぁ、侵入するのなら……移動するのに忍び判定を。失敗しなければ問題ありませ ん。その後、ゲートとかをくぐるのに盗賊技術で判定して貰いましょうか。」 フューゼル「忍びも盗賊技術も目標値は10ですね……忍び3成功と盗賊技術5成功です ……って、気合い使っておけば良かった(苦笑)」 GM「では……『生活施設』『データ管理用施設』『実験施設』だから……どっちの施設 に向かったんだ?(笑)」 フューゼル「データ管理……かな。」 GM「ふむ。では……普通にデータ管理の為の人達とサーバの置いてある部屋とか、資料 室とかそんなのばっかりですね。」 フューゼル「とりあえずデータにアクセスできそうなところを探したく。」 GM「普通に見つかりますね。まぁ、ゲストだと閲覧できませんので力業で侵入して貰う わけですが。コンピュータか学術/プログラムかな?」 フューゼル「とりあえずスーパーユーザーの垢で入らんとどうしようもないでしょうなぁ ……技能はどっちも8ですな。気合を4点ほど使っておきましょう……おぉ、 9成功です。」 クラウス「運いいなぁ(笑)」 GM「では、大体の情報が閲覧できるようになりました。」 アンジェ「いまだ!コピーして持ってくるんだ!メディアならその辺に転がってるはず!」 フューゼル「見つかる危険を考えると得策では無いです(笑)ゾイドを研究の連中に渡し ている以上、ゾイドにコピーも出来ませんからのう。とりあえず必要な情報 を見て行きましょう。まずは遺跡からの発掘品関係?」 GM「発掘された『ガル・タイガー』『キングバロン』『アイス・ブレイザー』『ハウンド ソルジャー』等のゾイドの解析や一部技術の使用等々がぱっと見て見つかるかな。 他に……『黒いオーガノイド?再生作業順調』とか『マッドサンダーに装備されて いた超兵器の再生計画』とか色々ありますね。」 フューゼル「これはちょっと洒落になりそうにありませんね……口には出さずに心の中で (笑)」 アンジェ「……誰かソニアさん呼んできてー。稲妻部隊再出撃みたい(苦笑)」 GM「あと、『ダミーオーガノイドほぼ完成』と言うことらしいです。まぁ、有り体に言 って君たちが昼間実験したモノが『ダミーオーガノイド』らしいね。」 フューゼル「ダミーオーガノイド……あれが……」 GM「遺跡関係ではそんな感じかな。」 フューゼル「他に調べる事ってありましたっけ?電波希望(笑)」 アンジェ「『タスラム』『バロール』他『ゾイテック』と『グウィネヴィア』との明確な つながりとか。ついでに調べられるなら『グウィネヴィア』の目的とか〜」 フューゼル「おお、それもありましたな……って僕タスラムとかバロールとか知ってたっ け!?」 アンジェ「聞いててもおかしくはないかと。つか、聞かせてたから覚悟しろ(笑)」 クラウス「『ゾイテック』の目的……はクリスからきいてるか。」 ザイン「『ゾイテック』と言うか、『グウィネヴィア』の目的と『クリス達』の目的です ね。」 フューゼル「問題はゾイドの実験施設のデータ管理部に『グウィネヴィア』の情報がある かですが。」 GM「『バロール』のデータは……ほとんど閲覧不能かな。『黒いオーガノイドとの親和 性大』と言うくらい?『アンサラー』については影も形もありません。『タスラム』 は……『集光パネル完成。作成順調』と書いてあるくらいですかね。他は閲覧不能。」 フューゼル「詳細データは無理……か。『バロール』に関連した資料は他には……?てわ けで『バロール』を含む実験機、実験装備のデータを見て行きましょう。」 アンジェ「『タスラム』=ガイリュウキ、『バロール』=セイスモ?『アンサラー』=ロ ードゲイルもしくはDSないしそれらベースのオリジナル機?」 フューゼル「オーガノイドの復元……例のオーガノイドかな?……集光パネル?うは、ガ イリュウキ確定か?」 GM「実験装備……『中性子ビーム砲』とか『超音速魚雷』とか『フィールドディスラプ ター』とかですね。機体データは閲覧不能ですので詳しいことは分かりません。」 アンジェ「……使うのかよアレ(汗)」 ザイン「なんだかドンドン登場兵器がイカレていく……(汗)」 フューゼル「危険な装備が多いですね……実験装備のデータは閲覧可?」 GM「ん〜実用段階でない、とは分かりますね。詳しくは閲覧不能と言うことで。」 フューゼル「実用性無し……か。こっちは問題無いかな?他には……一応組織関係も洗っ ておきますか……組織について一応調べてみたく。機体データも見れない状 況では怪しいですが。」 GM「『グウィネヴィア』の名前は出ていませんね。資金を大量に流してくれるガイロス 帝国の高官の名簿とかはありますが。」 フューゼル「高官名簿はチェックしておく方向で。」 GM「憶えるだけになると思うのでその時に知力判定で思い出して貰いましょう(笑)あ、 そうそう……『ディオハリコン反応炉完成』とか言うデータも見られますね。」 フューゼル「これは……反応炉ですか。設計図は見られます?」 GM「設計図は……そうだね、フューゼルの父親のモノと瓜二つです。」 フューゼル「おや、完成後の方が?」 GM「そう。完成後の方がそっくり。」 フューゼル「……こんなものですかね。他に何か調べておくべき事あります?物忘れと言 うか大事なところを抜かす癖があるので誰か指摘ぷりーず(笑)」 クラウス「十分ではないかと〜」 フューゼル「あ、各機体のテストパイロットとかは判りますかね?」 GM「それは機体データに含まれているので分かりません。」 フューゼル「テストパイロットは不明……テストパイロットの一覧は?」 GM「『ゾイテック』にテストパイロット登録してある名簿なら……くらいかな。」 フューゼル「知ってそうな名前があるなら覚えておく方向で。」 GM「フューゼル自身が登録していないのなら……レオノーラ、モニカ……後誰かテスト パイロット居たっけ?(笑)」 クラウス「その程度のモノしかないのか(笑)」 GM「まぁ、他に調べることがないのなら……もう一度コンピュータか学術/プログラム で判定を。10個以上調べたから……と(笑)」 アンジェ「……おおう、見つかった?」 GM「や、長時間情報あさっていれば見つかる危険性あるでしょ(笑)」 フューゼル「う、ヤバイかなぁ。気合はもう辛いから……てか8じゃヤバイね。2使って おくか……5成功です。」 クラウス「運が良くて助かったか……?」 GM「では、ギリギリですね。カウンタープログラムに見つかる前に接続終了出来ました。 で、他に何かやります?実験施設とか見たりします?」 フューゼル「では出るとしますか。他に調べる事は無いですよね?てかもう気合が3しか ないのであっても行きたくないです(苦笑)」 GM「では、帰るときに忍び判定して置いて下さい(笑)」 フューゼル「……0成功です。危ないかな?(汗)」 GM「や、成功だから問題ないです。人居ないし。で、夜は過ぎて朝となりますね。」 フューゼル「ふぅ、ふぅ、ふぅ(汗)」 GM「アンジェは朝一で実験参加して……まぁ、昨日の実験がフィードバックされている のでしょう。特に悪影響もなく実験は終了します。」 アンジェ「……ふう。なんだったんだろ?」 GM「で、一応一日くらい悪影響がないかどうかとか見ていた訳ですが、それもないだろ うと言うことでバイト終了となりますね。全員お金五千追加して置いて下さいな。」 アンジェ「もらったーもう返さないー(笑)」 GM「もちろん装備とかも全部返して貰えますし、ゾイドも元あった状態で……いや、車 検まがいのこともやってくれたような感じで(笑)」 アンジェ「うむ、お金をもらった上にタダでゾイドを診てもらえるなんて……(笑)」 GM「ヘレン「協力ありがとー一応守秘義務は守ってね?それ以上堅苦しい事はないから ー」」 フューゼル「フェーベ、妙な実験につき合わせてごめんね……とりあえずここ出たら機体 に妙なもの仕掛けられて無いか調べておきます。」 GM「では、整備補修で判定を。」 フューゼル「む、1成功しかしていない……」 GM「特に何もないように見えます。」 フューゼル「あっても見つからないだろうな。これは……」 クラウス「ねーむーいーぞぉー、といいつつ俺もやっておこう。気合い4点使用!……う む7成功。」 GM「お前は味○様か(笑)まぁ、その成功度なら何も仕掛けられていないと断言出来ま す(笑)」 クラウス「フューゼルも失敗してなかったしな……杞憂だったか。」 フューゼル「一応アンジェの事がばれてるなら何か仕掛けられてもおかしく無いですから ね。クリスの盗賊技術は一話で堪能しましたから。」 GM「盗聴器とか仕掛けても服とか全部交換されるから(笑)」 ザイン「体に埋め込まれてるとか(笑)」 クラウス「そりゃ、盗賊ではなく手術だろう(笑)」 GM「で、一週間のうち二日使いましたが……残り五日間は何かしますか?残り五日とい うか、プロトタイプゴジュラスギガが完成するまで、か。」 アンジェ「……遺跡の発掘作業について町で聞き込みできませんか?」 GM「それは交渉/聞き込みで宜しく。」 アンジェ「気合は使わず目標8です……失敗。後は頼んだ(笑)」 フューゼル「外さない人だなぁ……(笑)」 ザイン「目標値は15で……5成功です。出目が悪い……」 GM「町の人「そう言えば発掘作業して居るみたいだねぇ……普通はバイトとか雇うのに 社員だけでやっているみたいだね。あと、警備が異常に厳重だし……危険物じゃな いと良いんだけど。」まぁ、町の人は余り気にしていないようですね。街からは遠 いですし。」 アンジェ「ふむ……そりゃ、掘り出してるものがものだからねぇ……後何か変わったこと でもあれば聞いておきたいものですが。遺跡へは近づけ無さそうだしねぇ……」 GM「変わったことは……特にないですね。ゾイテックのキメラ工場が出来て雇用が増え たから景気が良くなったくらい?」 フューゼル「発掘品再生したらごじらすぎが程度ではどうにもならんと思ったのは私だけ ですか?(汗)」 ザイン「ギガだけでは無い。我らの愛機も在る!」 GM「ハンス「ゴジュラスギガの戦闘力は世界一ィィィィ!」(笑)」 クラウス「相変わらずハンスは小物くさいな……(笑)」 ザイン「公式ファンブック4見る限り、ギガよりも雷神の方が格闘能力も上回っている様 ですが……核砲もありますし(笑)」 フューゼル「そう言うレベルではありませんよ。あ……とりあえずちょっと思い返して機 体に戻ります。とりあえずノートに見てきた技術に関して何か書かれていな いかを。」 GM「何も書かれてません。」 アンジェ「……むう。そういえばフューゼルが入手したデータ。ガイロス帝国の高官って 具体的にどんな人ら?」 クラウス「思い出すなら早い方がいいだろうな。」 アンジェ「思い出しつつ書き留めておくよう命じる(笑)」 フューゼル「今思い出すには誰か3点くらい応援してください。」 ザイン「では、私が4点消費してフューゼルさんに気合いを2点差し上げます。そしてカ リスマ使用します……3点回復です。」 フューゼル「じゃあ気合3消費して目標値12で思い出します……4成功ですね。」 GM「そうだねぇ……ネオゼネバスぶっ潰せーなタカ派?全員思い出せましたが、私が名 前を思いつかないので名無し十人でよろしく(笑)」 アンジェ「その中に私の家族とか知り合いの名前はあります?」 GM「……ダイスが無いと言っているので無いのでしょう(笑)」 クラウス「そんなことまでダイスで決めるな!(笑)」 GM「で、やることがなければ時間を進めますが?」 アンジェ「もう無いよね?」 ザイン「無いと思います。」 フューゼル「無いでしょうね。」 クラウス「と言うわけでどうぞ(笑)」
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